その土地に行ったらその土地らしい事を体験するのが一番である。それにしても東京あち゛ぃぃぃ。猛暑日ではなかったものの上京日和である。
中央線の高尾駅に着いた時、もう薄暗いのにまだ暑い。電車は20分くらいでやってくるがこの暑さではきつい。そしたらホームの中ほどに待合室があった。冷房も効いてるようだ。
ヨメと待合室に入ると席が飛び石状に空いてた。何処に座ろうかと思ってたが大抵こういう時は誰かが譲ってくれるので特に意思表示はしなかった。結果は離れて座る事になった。電車が来るまでの間、会話をする事が2~3度あったけど席はそのまま。
もし自分が間に挟まれてたら居心地が悪いなぁと思いつつ、間に座ってる人が読んでる本が目に入った。人生は苦であることと悟ることなんていう見出しがページの中に見えた。う~ん、今の自分はというと、ちょっと苦である。間に居る人もそうだったのかなぁ。席を代わろうと思ったけどタイミングを逃したなぁ、でも今更譲るのも変だし、なんて事を悶々と考えつつこの本の言う通りだなんて思ってたんだろうか。確かに人生は苦であるって、これは違うな。お互い自ら招いた苦だもの。