

けっこう最近までリーマンの話が全てサラリーマンの事だと思ってたくらいの経済オンチ。サブプライムローンって良く分らないんだけど、頭金も溜められない、もしくは溜める気の無い人が最初は低利、後に高利なローン組ませたら払えっこない気がする。
リーマン・ブラザーズが破綻してお騒ぎ。でもサラリーマンの厚生年金もけっこう危ないんじゃなかろうか。年金運用での損失もそうだけど、厚生年金そのものも怪しい。こんな改竄をした会社って全体のどのくらいあるんだろう。怖くってそんなの誰も調べたくない?
日本の労働者の大半を占めるサラリーマンが破綻するってのは日本が破綻するようなもんだ。でも現実はサラリーマンになれず日雇いだなんて人達が増えている。もう日本は破綻しかかってる?

医者が処置に失敗したら
医師の腕の良し悪しを判断するのは難しい。俺が若干判断出来るかなぁってのは歯科医くらいかな。それ以外は難しいし、一生のうち1回かかるかどうかの病気を治療する医師の良し悪しなんて分らない。
入院直前の親父の病状は黄疸症状だった。これを緩和させるために胆汁を体外に出す処置が必要なんだけど、第1回目は失敗。次の週にもう1度やってみると連絡があったので承諾したが、2回目、3回目も失敗。しかも腹の外から挿した針の先端が切れて体内に残ってしまった。そして黄疸は素人目にも進んだ。
その時点で入院から約1ヶ月過ぎてしまい、肝心な精密検査が出来ないので治療計画も宙に浮いたまま。そこで近くの北里大学病院で処置することになった。医師の提案である。その処置をしょっちゅうやってる医師だからか一発で成功。しかし既に精密検査をする時期は失っていた。
全ての医師が経験豊富ということはない。どんな優秀な医師でも未熟な時期がある。担当医師はまぁ見たところ中堅ってところだが、結果的には胆汁抜き取り処置は未熟。また他の医師に委ねる判断も遅かったと思う。だけど自分はベストを尽くしたんだから仕方無いって態度が気に入らなかった。
出来ればね、色々な人が回りに居るのが良い。オヤドリ(ヨメの母)が入院した時は病気のデパートみたいな叔父がいた。この病気はあそこがいいとか、ああした方がいい、こうした方がいいと言うのが役に立った。
連休前
病気に休日は無い。だからといって担当医師に24時間体制になってくれというのは無理な話。だから休日もしくは連休前は色々なケースを想定しておくのが患者側が出来る対策だ。
7月19日(連休初日)、親父の見舞いをしたが時々顔をしかめる。どうやら痛みが出て来たようだ。担当看護婦は休みだったので居合わせた看護婦に痛みを和らげて上げたいと言った。看護婦は医師に相談すると言った。
21日(連休最終日)の朝、病院に電話してその後痛みはどうなったのか聞いた。そしたらまだ担当医師にはその話を伝えてないと言われた。今までの経緯もあるので怒る気も失せたが先が短いこともあったので病院に行くことにした。俺としては最後の日という覚悟で出かけた。そのくらいの様態だったからだ。
病院に着いて医師に連絡するように頼んだ。暫くして電話で話をすることが出来た。医師の言うには痛み止めを処方するのは命を縮める事だ。なので人為的にそういう事をするのはどうか、などと言われた。そんな事とは知らなかったが何だか安楽死はどうのと責められてる気がして不快だった。結局痛み止めを使う事はやめた。
23日、夜遅く親父はこの世を去った。俺は翌朝病院に着いた。幸い穏やかそうな表情だったので救われたがこれが痛みと戦った険しい表情だったらどうだろう。この病院、病棟と会計事務の連絡も今一つだが、休日だと看護婦が医師に連絡するのに遠慮があるようだ。ま、この病院に限らないだろうけど。