鉄砲を使わない雉撃ち

　山の中で用を足す事を雉撃ちしてくるよと言う。ボッケ家では使わない言い回しだけど今回の山行ではそれを何度か聞いた。トイレ関係の言葉は直接表現を嫌う。でも折角遠回しに言ってもその意味がハッキリしてくると具合が悪い。そんな時はまた別の言葉を使うから色々な言い方があるのだろう。


ボッケ家の庭を無断で横切った雉

　用を足した後、最近は全て持ち帰る人がいるらしいけど、まだまだ少数派だと思われる。残した場合、後始末をどうするかという問題がある。白い紙を剥き出しというのは絵的に良くないので全て埋めるのが良いとされている。でも埋めてしまっては土に戻るのに時間がかかりそうだ。

　だいたいあれを土に埋める動物なんて居ない。埋めるのは人と猫くらいだ。そんな話をしてたらＫ元師匠は紙は持って帰るようにしていると言った。自然環境についてここまで考えて実行するなんて凄い。これからはウンコ師匠とかクソ師匠と呼ばないといけないな。

　う～ん、しかしこの呼び方には尊敬の念が全く感じられない。というより馬鹿にしてるみたいだ。では何と呼べば良いのだろう、困った。あれの尊敬語とか丁寧語って無いのかな。