利尻・礼文へ渡るのは、日本の最北の街・稚内が起点になります。
北緯45度31分。
私がこの地に立つのは2度目です。前回は夕暮れ、ちょうど太陽が水平線に沈む時間でした。
9月だったのですが、夕暮れは肌寒く、風もビュービュー吹いて、太陽が沈み、暗くなりかけの宗谷岬は、地の果てにきてしまったかのような雰囲気でした・・・
今回は、まだまだ陽が高く、それに空気も澄んでいたのでしょうか・・遠く「サハリン」の島影が見えました!
それも蜃気楼に浮かぶしまので、ちょっとおもしろい形に膨らんでました~~♪
岬公園には、文化5年、初めて宗谷から樺太へ渡り、樺太が島であることを発見した「間宮林蔵」の像が立っています。
サハリン西岸とロシア本土の海峡は「間宮海峡」と命名され、日本人で唯一、世界地図に名前が名前が刻まれています。
この象は、その「間宮海峡」の方を見つめています~~。
↑・・遠く「サハリン」の島影が・・・
左・・・「氷雪の門」
遠くサハリン(樺太)への望郷の念と、樺太で亡くなった日本人を慰霊するために作られてモニュメントです。
右・・・「9人の乙女の碑」
昭和20年8月20日、旧ソ連軍の侵攻を受けて樺太で最後まで任務を果たし、自ら命を絶った「真岡郵便局」の9人の女性交換手の慰霊碑です。
彼女達の最後の言葉が刻まれています。
→・・最北端の町の駅は「終着駅」。
JR宗谷本線の線路もここで終り・・・ホームに上がって確かめたかったけど、窓口にはこんな札がかかっていました。
「ただいま準備中です。20時30分までお待ち下さい」