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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私.
日々の出来事、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

ひとがた流し・・・(読書感想文です)

2012-01-12 | 本と雑誌
「ひとがた流し」 北村 馨 著
女性の友達って、幼い頃仲良しであっても、成長するに連れていろいろの事情で会えなくなり疎遠になることが多いですよね。
結婚して子どもを通しての仲良し友達ができたり、職場でお友達になったりは、多くありますが、この本に登場する「千波・牧子・美々」の三人は、十代の頃から大切な時間を共有してきた「女友達」~~♪Dsc03115_2
仕事に打ち込みメインキャスターとしての将来を有望視されていた「千波」が、病に冒され「死」を迎える・・・その最後に、愛する人との出会いがあり幸せに神様の元に旅立つ。
離婚して「ライター」になり娘を育てる「牧子」、様々な場面で「千波」に助けられたり助けたり・・・。
同じく離婚しながらも、娘を連れて写真家のステキなご主人と再婚して幸せに暮す「美々」。
この三人の「日常の生活」を書いている部分が多いのに、なぜか時々涙が・・・。
人が生きていくとき、力になるのは自分が生きていることを切実に願う誰かが、いるかどうか
亡くなったとき、泣いてくれる人がたくさんいても、生きていることを願ってくれる人が一人でもいてくれれば、それでいい・・・と共感した私・・・。
流れていく人生の中で、いっしょに想い願う時間が重なっている人のいる幸せ~~。
私には、今主人がその人~~。
改めて、主人に感謝の気持ちを持たせてくれた本でした。