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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私.
日々の出来事、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

東欧の旅⑤~~♪

2012-03-04 | 旅行記

アドリア海南部沿岸は、あの「101匹わんちゃん」で有名な「白黒のダルメシアン」の産地でもある「ダルマチア」と呼ばれる場所です。

旧市街地の残る歴史ある町を三箇所歩きました。

その①、シベニク」~~♪Dsc03654

クルカ川の河口に開けた歴史の古い港町です。

たくさDsc03705んの教会があるのですが、中でも「聖ヤコブ大聖堂」は世界遺産に登録されています。その建築には100年以上もかかっており、途中で建築家がDsc03710変わったために、「ゴシック様式」から「ルネッサンス様式」へと変更がされているのですが、その二つの様式が見事に調和した独特の雰囲気を持つすばらしいものです。 

↑教会の壁に「71人の市民の顔(建築当時の有力者)」の彫刻が飾られているのがおもしろい~~♪

中世Dsc03684のままの石造りの建物がたくさん残る細い路地のある街並みは、とってもステキな街でした~~♪Dsc03694

ただただ、歩くだけ昔昔にタイムスリップした感じになれました~~♪

そして、その古い建物を大切にしながらそこに住み、普通に日常生活を送る人々の姿が見られることに感動!

お買い物袋をさげたおばあちゃんや、洗濯物が風に揺れる窓・・・。不思議な気分でした。

→そして、中世の時代から「動物」が大事にされていた様子が伺えるのがこれ~Dsc03715~、

「水のDsc03714み場」です!

左の大きい方が「犬用」、右の小さい方が「猫用」で、建物の壁の一部に作られています。

さすが「ダルメシアン」の産地ですね~。

その②、「トロギール」~~♪Dsc03718

周囲を城壁に囲まれた島の街 ですが、橋で繫がっています。(長崎のDsc03721出島みたDsc03722いな感じです)。

→トロギールのマークは、古い町並みを現した可愛いもの~~♪

←このゲートから、旧市街地に入りました。

町の歴史は、ギリシャ時代から始っていますので、せまい島内には様々な時代の建築物が沢山残っていて「世界遺産」に登録されています。Dsc03729

ここでも石つくりの建物が多く、長い時間を経ていますので、崩れたり倒れそうな怖い感じのものも多いのですが・・・、なぜか平然と使わDsc03731れていることにビックリ!

ガイドさんに「地震はないんですか?」と聞きましたら、今までに特に大きな地震はなかったし、これからも大丈夫と言っDsc03756てましたが・・・(苦笑)。

↑壁の石が落ちてきそうな気がして・・・歩いていても気になりましたDsc03742・・・・(笑)。

 

トロギールの多くの建築物の なかでも「聖ロヴロ大聖堂」は、クロアチアを代表すDsc03746る建築物といわれています。

13世紀初頭から始った建築が完成したのは17世紀になってからだDsc03751そうです!

そのために、建築様式の異なる組み合わせが見られます。特に「鐘楼」の窓を見ると、その様子が顕著に分かります。

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←カメルレンゴの砦はこれ。

15世紀に作られた砦です。ヴェネツィアの支配によることを反発したトロギール市民がしばしば起こす反乱に、ヴネツィア人が身を守るために作ったそうですが、外敵だけでなく内なる民からの戦いにも苦労したんでしょうね。

その③、スプリット」~~♪

クロアチア第二の都市。ローマ皇帝・ディオクレティアヌスの宮殿が、そのまま旧市街となったという珍しい町です。Dsc03777

ローDsc03785マ帝国が滅亡Dsc03782した後、近くのサロナという町の市民が異民族から逃れるために宮殿内に避難し住み始めたのが始まりのようです(7世紀ごろ)。

人々は、宮殿の一部を基礎にしたり、くりぬいたりしながら建物を作り上げていったので、古代と中世Dsc03791の建物が絡み合った複雑な様子が見て取れます。

赤く塗られたルネッサンス風の廻廊 に囲まれたレプブリカ広場は、イタリア・ヴェネチアののサンマルコ広場を模したものらしい。

その特殊な成り立ちも含めて、世界遺産になっています・・・が、世界遺産の建物の中Dsc03813で「お土産屋さん」が何軒もあるんです!

宮殿の一部ですでに店を持っていた人たちの権利を保護するために、世界遺産登録後もそのまま営業が認められているとか(苦笑 考えたらすごい!(笑)。

もともとDsc03810ディオクレティアヌスの霊廟として建てられたものを、彼の死Dsc03799後「キリスト教が栄えたために壊され、教会として新たに作られテアのが「大聖堂」です。

彼の遺骸もどこかに持ち出されてしまって、いまだ行方は分からないそうです・・・。

宮殿の地下は、巨大な空間となっていますが、それはその部分で地上階を支えた構造であったため地上と同じつくりになっていDsc03818るのです。

中世になると、地下はワイン倉庫やオリーブの圧縮場Dsc03822になったりしていたようですが、都市化がすすむにつれ「ゴミ捨て場」になっていたとか!

今でも、地層の断面を見ると、何世紀にもわたっての「宮殿の利用のされ方」が分かります。

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←クロアチアの彫刻家・イヴァン・メシュトロヴィッチの作品のひとつである「グルグール・ニンシキの像」の左足の親指に触ると、幸運が訪れるといわれ、観光客が皆触っDsc03794ていきますので、ピカピカ~~(笑)。

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宮殿の外側も、ショップの並ぶ通りや、市場、ゴシック様式の市庁舎や、ルネッサンス様式の邸宅が並ぶ街並みなど、たくさんの見所があって、フリータイムの時間が短すぎると感じるほど楽しめました~~♪

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私の大Dsc03786好きな「市場」では、お魚や野 菜がたくさん売られていましたDsc03823が、「見るだけ」~~(笑)

そうそう、この地方では「いちじく」が有名だということでしたから、「ドライいちじく」を、この青空市場のおばちゃんから買いました~~♪

とっても安かったですよ!


東欧の旅④~~♪

2012-03-04 | 旅行記

クロアチアでも屈指の高級リゾート地である「オパティヤ」~~♪

その町の「19世紀末の高級のある建物に、近代的な設備を置いた、おしゃれな感じのホテルに宿泊しました。Dsc03624 Dsc03623

高台にあるのですが、海岸までは坂を下って5分ほど~~。朝早く海岸へ~~。静かな海、透明感の高い水~~朝日の登る海岸の散歩は、とっても優雅な気分にさせてくれました~~♪

このオパティアは、Dsc03631オーストリア・ハンガリー帝国の時代から王侯貴族が訪れていた地だとか。Dsc03630

そのためか、海岸沿いには「瀟洒」なホテルがたくさんありました。

昔~~昔、小さな漁村だったオパティヤに、ある豪商が館を建てました。その館に「有名な軍人」や「皇帝の妻」などをゲストとして招いたことが、高Dsc03634級リゾート地としての名を高めることになったとか・・・。

その建物も残っていて、今は美術品の展示やコンサートに使われているようです。

ホテルからもさほど遠くなかったので行きたかったのですが・・・、なにしろツアーですので「時間制限」があって・・・残念!(涙)。

そうそう、スロヴェニアからクロアチアへの国境越えは「バス」でした。

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   もちろんイミグレーションのチェックがあるのですが、周りを海に囲まれた日本から、外国の国々へ入るのは、飛行機か船しかありませんので、パスポートに押されるスタンプも「飛行機の絵が~~。

ところが、車での国境越えは「車の絵」が~~♪ 楽しいですよね~♪