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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私.
日々の出来事、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

「成人学級」~~第一回。

2016-06-20 | ボランティア

今年度の「成人学級」の第一回目の講座に参加してきました。

「最近の悪質商法の手口と対処法について
   ~~「私は大丈夫!」 本当に大丈夫?~」


神奈川県の消費生活コンサルタントの方からのお話しでした。




「振り込めさぎ」とか「架空請求」「還付金詐欺」とか、後を絶たない「高齢者が騙される」という実情は、うすうす感じてはいましたが、その数の多さに唖然としました!

神奈川県内だけも、昨年の被害額が「11億5000万円」だったとか!
これは、一昨年より4億2800万円も多いということでビックリ!

特に今は「熊本地震に便乗しただましの電話」が増えているようです。

「熊本の被害で60歳以上の人に優待券が出ている。書類を送ってあるが届いていないか。優待券がいらなければ、被災者10人が避難所から仮設住宅に住むことができる」
「仮設住宅に入れなくて困っている熊本の被害者のために、電話で宝くじをやっている。あなたは当選した」

などという不審電話が確認されているそうです。

冷静に考えたら「おかしい」と分かることも、「電話の相手の切羽詰った様子の演技」に、受ける方も感化されて「それは大変」「可哀想」と思ってしまい、言われるままに振り込んでしまうんでしょうね・・・。

こういった電話への対処方としては「留守電」にしておくのが一番だとか!


それと「悪質な訪問販売」の被害も増えているようです。
一人暮らしの高齢者が多くなっている今、「親切心」を前面に出して高齢者に近づき、「高額の商品」を次々と売りつける手口・・・許せないですね!

「何かを契約するときは、誰かに相談する。」ということを、覚えておいて欲しいですね。

もし契約をしてしまっても「クーリングオフ」という制度があることを利用しましょう。
業者との交渉が困難だと思ったら、役所や消費者センターに相談しましょう。

「消費者ホットライン」~~188(局番なし)
イヤヤ! と覚えやすい番号です。


日ごろ「人権相談」の電話や窓口での対応をしている私には、(人権そのものより日常生活の多岐にわたる相談=いわゆる「よろず相談」を受けることが多い)この講座の内容は確認の意味でも、とても役にたちました~~♪

本当に「嫌な世の中」になってしまいましたね・・・。
なんだか殺伐とした社会の現実を改めて感じました・・・。

終わった後、会場にあった「折り紙会」の皆さんの作品に、少しほっ~~。