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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私.
日々の出来事、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

「教場(きょうじょう)」~~読書感想文です。

2018-12-05 | 本と雑誌

ボランティアの行き帰りの電車の中で読んでいて、止められなくなって(苦笑)、家に帰ってきてからも寝る間を惜しんで読んでしまった本です~~♪

「教場」~~(きょうじょうと読みます) 長岡 弘樹 著



半年にわたる警察学校での訓練の様子が書かれた本です!
「必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじきだすための《ふるい》」なんだそうです!

過酷な訓練と授業、厳格な規律、外出禁止、携帯の取り上げ、仲間との競争、同期の連帯責任、・・・もう、読んでいて「ここまで?」「うそだぁ~!」「今の社会ではありえない」などと、思ってしまう物語です(苦笑)
もし、これに近いことが、本当の警察学校で行なわれているとすれば・・・全国の警察官に改めて敬意を表したい!




初任科第九十八期に入校した生徒たちの何人かを主役とした物語が、第一話~第六話という形で描かれています。
女性の訓練生も主役となるお話もありますが・・・そこまで・・・と「男女参画」の現在であればこそを思いました。

彼らの教官である「風間」という人間像が実におもしろい!
「冷静で何事も見通せる、また優しさや思いやりも見せる」という不思議な魅力を持った人物に描かれているのがいい~~♪

読み終わって~~、
ボランティアのお仲間であるA市のMさんのことを、思い出しました。(元警察関係の方です)
所属は違うのですが、なぜか気持の良い方で結構仲良しになっているんです~~(男性ですが=笑)

「そうか~~、こんな苦しい訓練を受けても脱落することなく、立派な警察官になり勤めあげた方だからこそ魅力があるんだ」と、改めて尊敬~~♪



今度、お会いしたら拍手をしたいと思います~~~きゃははは