love


神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私.
日々の出来事、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

ちょっとショック・・・。

2018-12-07 | 日記・エッセイ・コラム

暖かい日でしたので、妹を訪ねてM市へ~~。



認知症の妹は、ある施設でお世話になっています。



毎日、毎日休まずにデイサービスに通っている様子・・・、約束はしていなくても必ずいます。嫌にならずに通ってくれていることだけが救い・・・。
(本人は、会社が忙しくて休めない、と思っています)



一年三ヶ月前からこの施設に通うようになりました。
当初は「妄想や幻覚」もあって、「どうなってしまうんだろう・・・」と、心配しましたが、ここ数ヶ月は落ち着いている状態みたいで、ほっとしています。



「このツリーは、皆で飾ったのよ」と、嬉しそうに言っていました~~♪

私は、出来るだけ毎月一回のペースで訪ねるようにしています。
「着るもの」「持ち物」「履物」など、「へぇっ・・・おかしい」と、感じることはしばしばでしたが、それも認知機能が衰えていれば仕方がないんだと、直してあげたり教えてあげたりしています。

今日・・・、顔を見たとき驚きました!
「濃いオレンジ色の口紅(だと思うのですが・・・)を塗っているのです。
それも、はみ出して・・・。

「Oちゃん、今日はお化粧してきたの?」と聞くと「会社にくるんだもの当たり前よ」と言う返事。
「ちょっとここ直してあげるね」と、ティッシュで拭いてあげているとき、「眉毛」に赤い色があるのを見つけました!
「ケガ?血かしら・・・」と、思ってティッシュで押さえたのですが違うみたい・・・。
口紅で眉毛を描いたらしいんです。それも両方・・・。

すごいショックでした!
「こんな風に、おかしいことも感じなくなってしまうんだ・・・」と・・・。

施設にお世話になり始めた頃は、錯乱状態のときもありましたので、いつもスッピンでしたが・・・、
長いこと会社勤めをしていた妹は、外出するときは必ずお化粧をしていましたので、そのことを思い出したのでしょうね。

なんだか「女の性」みたいなものを感じて悲しい・・・。

(それにしても・・・施設の方たちが直したり、教えてあげたりはしてはくれないのでしょうか・・・たくさんの利用者さんがいらっしゃるので忙しくて、そこまでお願いするのは無理?)

今、認知症の人への「化粧療法」というのが効果はあるとマスコミで取り上げられることも多くなっています。
自分で化粧品を選んでメイクをすることで、自立への意欲が出るらしいのですが
・・・、妹のいる施設で取り入れているのでしょうか。
(お聞きしたかったのですが、妹を送っていったときは、何か忙しそうにバタバタした感じで職員の方に聞ける状態ではありませんでした)



「また来るわね」と、別れてきましたが、電車に乗っていても「妹のお化粧」を思い出して考えてしまいました。



可愛い金太郎さんの顔ですが、こんな感じの口元でした。