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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私.
日々の出来事、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

真冬の温泉は最高①~~♪

2012-01-18 | 旅行記

一泊二日ですが「温泉」で温まってきました~~♪

我が家のワインセラーの中味が少なくなったので(笑)、「ワインの補充と「温泉で温まる」・・・となると、やっぱり「山梨県」~~。Dsc03213

お気Dsc03155に入りの宿があるのは「湯村温泉」。急でしたが、いつもの「離れ」に空がありそこに決定。

一昨夜、こちらも厳しい寒さで「雪」が!

山梨へは「箱根」を越えて、御殿場から「御坂峠」を越えて「山中湖・河口湖」を経Dsc03131て行くのがいつものルート。三時間ほどで到着します。

が・・・、山は積雪・・・、箱根も御坂峠も河口湖も「滑り止めが必要」という警告。Dsc03132

チェ-ンも雪用タイヤもない我が家の車(苦笑)。でも・・・、朝から晴Dsc03136れているし、たくさんの車も通っているので、もしかしたら大丈夫かも・・・と淡い期待を抱いて「箱根」の道を走っていきました。

←「箱根大文字」もこの通り!

やっぱり~~とんでもない!

路肩で「チェーン」をつける車の列! その脇をソロソロ行ってみましたが、途中に何箇所もそんな場所があって・・・怖くて・・・引き帰しました(苦笑)。Dsc03134 

遠回りでも、たくさんの車の通る「中央高速」ならと考えたのですが、ここも未明の雪で、何台もの車の事故があり「上下線が不通」というニュースを聞いていましたから、どうしよう・・・。

でもお昼ごろには開通するかもしれないので、とりあえずそちらへと向かいました。

が、上り線は開通したものの、山梨方面へ向かう下り線は「大月→勝沼」間が不通。

仕方がないので、国道を走ったのですが、高速不通の影響でたくさんの車が!ノロノロ運転でした(涙)。Dsc03133

あわてても仕方ないので、途中で休んだり、めずらしい「雪景色」を楽しんだりしながら行きました(笑)。

そのため、途中で寄る予定のワイナリーは翌日に延ばしました。

夕方、宿について、即「温泉」に飛び込んだのはいうまでもありません~~(笑)。


温泉で温まりた~~~い~~♪

2012-01-16 | 日記・エッセイ・コラム
今日の外気温は「5℃」~~!!この冬、一番の寒さでした! 
太陽が顔を見せてくれなかったので、温度異常に「寒さ」を感じたような気がします(涙)。
ここ一週間ほどの寒さは、今までの年に比べても一段と厳しいような・・・、
「温泉にでも入って温まりたいわねぇ~~」と、いう私たちの話を聞いていた愚息①が「日頃の感謝の気持ちをプレゼントしたい」と、「温泉宿の予約」をしてくれました~~♪
行き先は、ここ~~→ http://www.tokiwa-hotel.co.jp/yumura/index.html
ここは、私たちのお気に入りになっている宿のひとつで、今回で4回目。
「別邸・離れ」のお部屋も、今回は「どこのお部屋かしら・・」と毎回楽しみ~~♪
一泊二日の日程ですが、早めにチェックインしお部屋の露天風呂でのんびりして、きれいな日本庭園を眺めたり散策してお腹を空かし(笑)、おいしい食事を十分頂いてきます~~♪

寒い中、お疲れ様~~。

2012-01-15 | 日記・エッセイ・コラム

昨年の大震災後、6月から毎月「ガレキ撤去」のお手伝いに行っている愚息②。Dsc03121
今年もボランティア活動を始動させ、さきほど帰宅しました。
「はい、お土産~~」と、渡してくれたのが「くるみゆべし」~~♪
もちろん、観光で行っているのではないので、高速道路の途中のサービスDsc03122 エリアで買ったものだそうです。
あれから十ヶ月も経つのに、まだまだ被災地は、手づかずの「ひどい状態」の所も多いとか・・・。
一過性のボランティアではなくて、「継続する」ことが大切なのだと考えている愚息②は、これからも自分のできることを続けるようです。
今回お手伝いさせて頂いたのは、宮城県のいちご農家だそうです。Ichigo_2
ガレキの山もそのまま・・・その上、土の「塩害」がひどい様子・・・・、
早く元のように「いちご農園」が再開できることを、心より願っての作業だったようです。
そんな彼のために、「温かいものを作って帰宅を待つ」ことが、今の私にできる応援です。


聖護院大根~~♪

2012-01-14 | 食・レシピ

我が家の「家庭菜園」は、主人が「作る人」~~♪ 私は「収穫する人」~~♪

でも、寒い今の季節は「収穫する人」も冬眠中~~きゃはははは

今年になって寒い日が続いていますので、「霜」が降りたりすると「埋めてあるサトイモ」も駄目になるかもしれない・・・、「大根が割れるかもしれない・・・」と、心配した主人は、「全部収穫してくる!」と、今日勇んで出かけました(笑)。

もちろん、私の手弁当を持って~~きゃははは

夕方、どっさり「収穫物」を持って帰宅しました~~♪

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すごい「量」~~~!!! 大小あるのは「ご愛嬌」ということで~~(笑)。

我が家だけでは食べきれないので、妹や友人宅に「お裾分け」~~♪

柔らかくてとってもおいしかったです~~♪

葉も新鮮なので「甘辛に煮て」箸休めにしました~~♪

「作る人」に感謝・感謝です~~♪


ミッション・インポッシブル (ゴースト/プロトコル)~~♪

2012-01-13 | 映画

今回も、トム様の「勇気と頭脳と心」と「チームの協力」で、無事「ミEigaッション完了!」~~きゃははは

今までの三本と違った感じのNo4でした・・・なぜだろう?

相変わらずアクションも派手だし、コンピューターやID機器を酷使した頭脳プレーが一段と上向いていたからだろうか?

Dsc03116_2 どんな危機になっても、主人公が絶対に死なないと思えるのは、毎回同じですが・・・(苦笑)。

最初に「トム様扮する、主人公のイーサン」が、モスクワの刑務所を脱走する場面が、伏線となっていて、最後の最後まであきさせない物語に仕上げっていたからだと思います。

組織としての援助が無くなり、「今いる人数と、今ある道具」だけで、ミッションを遂行し完了させなければならなくなったイーサン・・・。

ミッションを完了させたとき、新しい仲間4人の絆は「深く深く」なっていたのです。

最後の場面で、Photo_2

自分の妻を危険から遠ざけるために「死」と偽り、遠くからながめるイーサンの優しいまなざしにうっとり~~♪ 

観終わって痛快な映画でした~~♪

モスクワ・クレムリンの大爆発で生き残るのは当たり前だったのですが(笑)、その後、ドバイの超高層ホテルの壁をよじ登るトム様の姿にハラハラしたり~、砂嵐の高速道路でPhotoのカーレースさながらのアクションにドキドキ~~、立体駐車場での死闘は長かった!

でも、インドの大富豪のお屋敷での、トム様のステキなタキシード姿もあったりと、楽しませてくれた場面も~~♪

スカッ~~としたい人にはお薦めです(笑)。


ひとがた流し・・・(読書感想文です)

2012-01-12 | 本と雑誌
「ひとがた流し」 北村 馨 著
女性の友達って、幼い頃仲良しであっても、成長するに連れていろいろの事情で会えなくなり疎遠になることが多いですよね。
結婚して子どもを通しての仲良し友達ができたり、職場でお友達になったりは、多くありますが、この本に登場する「千波・牧子・美々」の三人は、十代の頃から大切な時間を共有してきた「女友達」~~♪Dsc03115_2
仕事に打ち込みメインキャスターとしての将来を有望視されていた「千波」が、病に冒され「死」を迎える・・・その最後に、愛する人との出会いがあり幸せに神様の元に旅立つ。
離婚して「ライター」になり娘を育てる「牧子」、様々な場面で「千波」に助けられたり助けたり・・・。
同じく離婚しながらも、娘を連れて写真家のステキなご主人と再婚して幸せに暮す「美々」。
この三人の「日常の生活」を書いている部分が多いのに、なぜか時々涙が・・・。
人が生きていくとき、力になるのは自分が生きていることを切実に願う誰かが、いるかどうか
亡くなったとき、泣いてくれる人がたくさんいても、生きていることを願ってくれる人が一人でもいてくれれば、それでいい・・・と共感した私・・・。
流れていく人生の中で、いっしょに想い願う時間が重なっている人のいる幸せ~~。
私には、今主人がその人~~。
改めて、主人に感謝の気持ちを持たせてくれた本でした。




ご冥福をお祈りいたします・・・

2012-01-11 | インポート
中学時代の恩師の訃報に接し、ただただ寂しい・・・。

数年前から入退院を繰り返してはいましたが、昨年の夏、家に戻ったときにおじゃましていろいろお話をしたのですが・・・お元気でした・・・。
「harusanは明るくていいなぁ~~。君が来てくれると楽しいよ。また来てな・・・」と、お別れのとき言ってくださったこと、忘れません。
その約束も果せぬままのお別れです。
昨年末くらいから、急に容態が悪化したとか・・・。

中学二年生の時「英語」を担当して下さった先生、とってもハンサムで優しくて「私の憧れの人」でした。
先生に注目して欲しくて、一生懸命に英語を勉強した私(苦笑)。
そのことが、大人になった今も英語を勉強し、語学に関心を持ち続ける基礎になっていることは確かです。
そんな意味でも、忘れられない先生でした。

今晩のお通夜・・・たくさんの方が、先生を偲び、その死を悼み、手を合わせていらっしゃいました。
先生・・・どうぞ、天国からたくさんの教え子のこれからを見守ってあげて下さいね。         合掌。


午前中は内科へ、午後は歯医者へ・・・(苦笑)

2012-01-10 | インポート
いくつかのボランティアをしていると、「連日のお出掛け・・・」になることは必然です。
ですから、よほどのことでない限り、自分のために病院へ行くのは「ボランティアの予定のない日」になります(苦笑)。

ということで、今日は「午前中に内科」、午後は「歯科」の予約を入れてありました~~(笑)。

内科は、毎月一回の降圧剤を頂くためです。
4年ほど前に、突然の血圧上昇でフラフラになって以来、毎朝一錠の降圧剤の服用をしています。
おかげで、普段はまったく問題なしですごしていますが、このお薬を頂くためには「診察」が必要とかで、毎月行っています。

面倒だなぁ・・・と思うときもありますが、「この診察で体調管理をしている」と思って行っています(笑)。


午後の歯科は「虫歯」の治療です。
自覚症状では「しみる歯は一本」だけでしたから、2~3回も通えば終わりかな・・・と思っていたのですが・・・とんでもない・・・。

「歯石」のお掃除をしていただいたら、その下から「虫歯」が何本か!(涙)
歯石に隠れたいたので、しみたりしなかったんですね・・・。

自覚症状のあった虫歯は、来週かぶせものをして終了しますが、その他いろいろあるらしい・・・「長くなりますよ」と言われています・・・トホホ

まぁ、この際ですから徹底的にきれいにしていただこうと覚悟しています~~きゃははは


言葉だけでもいいのよ~~(笑)

2012-01-09 | インポート
私って、とっても「単純」なんです~~(笑)。

私が食事を仕度をしたり、食器を洗ったり、お洗濯物を干したりしていると、いつも主人が声をかけてくれます。
「harusanはいつも大変だねぇ~~。何か手伝うことある?」と~~♪

「大丈夫よ~。ありがとう~~♪
そうして声をかけてくれるだけで十分よ。主婦の大変さを分かってくれているんだと思って嬉しいわ~~♪」
と、私が言うと・・・、

「そう?言葉だけでいいなら、もっともっと言えるからね~~。愚息たちにも言っとくよ。お母さんは単純だから、ちょっと言えば喜んで、おかずが一品増えるよ~~ってね」
ですって!(笑)。

心の中のことって、本当のところは分からないことがたくさん~(苦笑)。
だから「言葉」として表現することって大切ですよね!

優しい言葉、思いやりの言葉、感謝の言葉・・・そんな言葉を掛けられると嬉しくなって、ついつい頑張る単純な私です~~~きゃははは





絶品枯露柿~~♪

2012-01-08 | 食・レシピ

山梨県・甲州市塩山松里の名産品である「高級干し柿」の「枯露柿」~~♪
大きくて甘くて、とっても美味なんです!

その地区ではないのですが、同じ塩山に住む友人が「我が家にも百目柿があるから、真似して作っているの~~」と、丹精込めた「枯露柿」を送ってくださいました~~♪Dsc03110


手のひらサイズの大きな柿、「百目柿」と呼ぶそうですが、それを一つ一つ手で皮をむき、干して形を整えて・・・とっても大変なようです。

ころ柿は「枯露柿」という漢字を当てていますが、どうして「ころ柿」っていうの?(笑)。
「むかし農家の庭先に皮をむいた柿をならべ、天日で乾燥させるとき、柿全体に陽があたるように適当な間隔をおいてコロコロ位置を変えることからその名が出たと言われています」とDsc03113ネットで販売している業者さんが書いています。

全体が「飴色」になるまで冷たい空気の中で二ヶ月近く干し、白い「こ」が出てきたら食べ頃みたいです。

頂いた枯露柿の大きさは、10㎝くらいありました!大きい~~♪

小寒を迎えここ数日は、外は冷たい風が吹いていますが、暖かい家の中でコタツに入りながら頂く「枯露柿」~~友人の温かい気持ちもプラスされて、とっても甘くておいしかったです~~♪Dsc03114

感謝・感謝~~♪







七草粥~~♪

2012-01-07 | 食・レシピ




「せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ」の春の七草を入れたお粥を食べる日が今日~~♪Dsc03106

今は「七草」がセットになってスーパーとかで売られていますので便利~~(笑)。
私は「神奈川県・三浦産」の「七草」を買って来ました。Dsc03103

我が家は、朝食は「お正月の三が日」以外は「パンとコーヒー」に決まっていますので(苦笑)、「七草粥」は夕食で頂きました~~♪

私が、午後歯医者さんで虫歯の治療を受けて「麻酔」のために口の周辺がしびれて気分が悪かったので、見かねた主人が「七草粥を作ってあげる」と、挑戦してくれました~~♪

お米をといで、土鍋でコトコト~。お粥が炊きあがる直前に、その前に、さ~っとゆでておいた七草を入れて、はい出来上がり~~♪Dsc03107

「もう少しゆるめでも良かったかな・・・」と思いましたが、せっかっくの「愛情たっぷりのお粥」ですから、黙って「おいしい~~」と頂きました~~きゃははは

もちろん、後で「もう少し水分を多くしても大丈夫よ」とやんわり教えDsc03108ました~~来年のために~~きゃははは



今日もボランティア・・・(苦笑)

2012-01-06 | インポート
午前10時~午後3時まで「住民相談窓口」の担当でした。

「人権相談」「行政相談」「困りごと相談」となってはいるのですが、
相談事だけでなく、要望やグチを聞いたり、時には苦情を言われたり・・・(苦笑)。
まぁ、「よろず相談」なんです。

でも、窓口に見えた方が、お話をすることで気持ちが楽になって下されば、それが一番良いことですので、何でもOKなんです。

今日は、新年早々ということもあってか、暇でした。
窓口に見える住民の皆さんの数が少ないにこしたことはないのですから、暇は大歓迎~~(笑)。

エアコンと、窓からの太陽の陽射しで「ポカポカ温室状態」のお部屋・・・眠気を払うのが大変でした(笑)

どこまで安くなるの・・・?

2012-01-05 | インポート
ユーロが99円を割りました!

ニュースで読みました↓
「山岡賢次国家公安委員長兼消費者担当相は5日、内閣府職員への年頭訓示で「ユーロは破綻するんじゃないか。中国(経済)のバブルも破裂する可能性がある」との見方を示したうえで「金融・経済の大津波がやってくる」と述べた。
欧州債務危機への懸念を強調する意図があったとみられるが、担当でもない閣僚が具体的な根拠を示さずに他国通貨の破綻を予言し、それを「津波」に例えたことに批判が出そうだ。」

本当に、困った発言ですね!!

私・・・、多少ですが「アメリカドル&ユーロ」を持っているんです(苦笑)。

昨年、ヨーロッパ&カナダに行く予定だったので、つい多めに交換しておいたんです(涙)
・・・あの大震災で「旅行をキャンセル」したために、そのまま・・・どんどん私の財産は目減りしています・・・あ~~ぁ・・・。


今日は、今年初の「国際交流ラウンジ」でのボランティアでしたが、外国人の来所者はゼロ。
日本人が二人だけでした。
電話も日本だけ・・・。

まだまだ、皆さんお正月気分?
それとも「円高」で来日を渋ってる?



ボランティア始動です~~(笑)

2012-01-04 | インポート
私の三が日は、「おさんどん」に追われましたが、とりあえずお正月は終りました(笑)。

今日から、ボランティアの活動開始です。
まずは、町の賀詞交換会に出席してきました~~♪

元日から昨日までは、暖かい太陽に恵まれ、風もなくて、本当に穏やかな日が続きましたが、今日は朝から「木枯し」が強く吹いて寒い!

町長さんはじめ、来賓の国会議員、県会議員や他の方々の「新年のご挨拶」は、昨年の大震災を教訓にして新しい年をより良くして行きましょう~~という内容がほとんど・・・。

その決意を忘れずに、きちんとした政治をしてくださることを願っています!

私は、教育長や各校の校長先生方に「町の子ども達のためにご尽力下さること」へのお礼とご挨拶を申し上げ、町長・副町長さんへ「町への要望」をちょこっと申し上げて(笑)、早めに失礼してきました。

この賀詞交換会は、ここ数年「アルコールぬき」「平服」でとなりましたので、気楽に出席できるのが嬉しいです。

明日は、「国際交流ラウンジ」でのボランティア、明後日は「住民相談窓口」の担当・・・次々と予定が入っているのは、いつもの年と同じ(苦笑)。
今年も、忙しいのを楽しみながら日々を送りたいと思っています~~。

疾走・・・(読書感想文です)

2012-01-04 | 本と雑誌

12月の半ばあたりから読み始めた「疾走」・重松 清 著、
年末年始の多忙の中で少しづつ少しづつ読み進み、ようやく今日読み終りました(苦笑)。
(スープを煮込みながらチラ読みしたり、一日の用事が終って寝る前に、夜中の2時ごろまで読んだり・・・苦笑)

とても「心が痛くなる」本でした。

こんな悲しい人生ってあるのだろうか・・・、
こんな寂しい人生ってあるのだろうか・・・、
こんな辛い人生ってあるのだろうか・・・、

運命ってなんだろう。
宿命ってなんだろう。

主人公は、広大な干拓地と水平線が広がる町に住む中学生。
優秀だった兄が犯罪者となったことから、父は家出、母やばくちや酒におぼれ行方不明となり、一家離散に・・・。
中学生の主人公は、卒業を待たずにふるさとを離れ東京へ向かう。
途中で寄った大阪での一晩・・・地獄のような時間を記憶する・・・。
(この部分の描写・・・ここまで書く必要はないと感じました)

彼の他にも、大人の都合で体を傷つけられたり、心を壊されたり、時には命すら奪われたりする子ども達が描かれていますが・・・つらいです。

主人公は、「ひとり」になることを熱望し、つらいこと悲しいこと、心を傷つけられることから逃げるために「耳をゆるめ」「目をからっぽにし」「思考の焦点を他に結ぶ」ことで自分を守る・・・。

東京で暮す短い日々の中で、今まで「ひとり」であることを良しとしていた気持ちが揺れる・・・、誰かと繫がっていたい・・・。
「孤高」の存在を目指した彼も、壁に「誰か一緒に生きてください」と書く・・なんて悲しいことなんでしょう・・・。
そのために、彼は、どこかへ向かう道を必死で疾走するのです。

彼が行きついた「死」・・・。
その後、ヒマワリの咲くふるさとで、「彼の残した幼い家族」が彼のために、一輪の花を手向けたことが書かれていた最後に涙・・・。


重い重い読後感の本ですが、一度読んだら絶対に忘れない本でもあると思います。

Dsc03099 →上下を揃えて置くと、「怖い顔」の絵が描かれています・・・。

この顔にも深い意味があるんでしょうが・・・私なりに考えたら、ちょっとつらくなりました。