題名の割に、ちっともハリウッドの匂いがしませんね。
考えてみると、ジョージ・リーブスはテレビ・スターだし(当時・1959年の感覚では映画人がテレビを見下す感覚が強かったはず)、すでにハリウッドは赤狩りとテレビの成長でヨレていた時期。
しきりとエイドリアン・ブロディとベン・アフレックを重ね合わせようしている気配の作りだが、なんで重なるんだかよくわからない。ムダにもったいぶっているのではないか。
ダイアン・レインが日本の感覚でいうとそれほどの歳ではないと思うのだが、皺だらけに写っているのになんだか腹が立つ。撮る時、フォローのしようがあろうってものだろう。
(☆☆★★)