prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「時をかける少女」

2007年07月25日 | 映画

同じ場面を少しだけ変えて繰り返されるのだけれど、特定の時間を缶詰にする実写とは違って最初から時間を「作る」アニメだと、微妙なずれと反復の組み合わせというより、似ているけれど違う場面の繰り返しという感じになり。ずれとはあまり感じない。

ヒロインと二人に男の子の組み合わせというのは、ヒロインの名前がマコトという男名前でショートヘアであまり女の子女の子していないこともあって、「冒険者たち」や「明日に向って撃て!」などの、あまりセクシュアルな匂いのない単性的な関係のバリエーションみたい。
ラストの情感が乾いてリリカルでいい。
(☆☆☆★★)