prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ガマの油」

2009年06月27日 | 映画
意外なくらいファンタジー色が強い。携帯の着信音が人工的な着うたではなく、自分や恋人の声なのがいい。
いくら親子でも声が聞き分けられないというのはお芝居じみているが、それほど気にならない。

ひとつひとつのシーンは面白いのだけれど、全体としてのリズムや流れは途切れ気味。
ガマの油売りや見世物小屋の、この世とあの世の境目が曖昧になる感じは、ちょっと鈴木清順ばり。小林聡美の二役が効果的。
(☆☆☆★)


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