prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」

2009年06月28日 | 映画
ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝 [Blu-ray]

UPJ/ジェネオン エンタテインメント

このアイテムの詳細を見る

秦の始皇帝と兵馬俑の兵士たちを悪の皇帝の軍団に仕立てて蘇らせ、近代の中国軍と合同して、自由を圧殺すると言わせるあたり、妙に説得力がある。中国って中世・古代の体質そのまんま、武器の装備だけ近代化したようなところあるものね。

圧制に対抗して戦う軍団というのは、いかにもアメリカ製な感じでアジアにはあまりそぐわない。その抵抗軍のミイラ軍団が、皇帝軍のミイラ軍団と見分けがつかないというのは、普通なら欠点になりそうだか、ここではスペクタクル一本に絞るかっこうになっている。
CGによる群集っていうのは味気ないことが多いけれど、ミイラの大群というのは人間がやるのはムリなので、こういうのはありかなと思う。

頭が三つあるドラゴンなんて出てくるけれど、キングギドラだよねえ、アレ。

ジェット・リーがやたらとやたら色んなモンスターに変身するのってあまりありがたくないのだが、いいかげん年齢的に体技がきつくなったのだろうね。

もともとインディ・ジョーンズの影響ミエミエのシリーズではあるのだけれど、息子が出てきてどうこうってとこまで似せなくていいでしょう。
(☆☆☆★)


本ホームページ