prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「私の男」

2014年06月30日 | 映画
前半の北海道の場面は災害を含む自然描写、特に二階堂ふみが文字通り身体を張って流氷の海に入るシーンなど迫力十分。
後半、東京に移ってから画の迫力が薄れるのは仕方ないところもあるけれど、ちょっと惜しい。

近親相姦を扱った映画(この場合、それほどでもないが)だと演じる俳優自身は当然赤の他人なわけで、それでこれだけ危ない感じが出たのは不思議なところ。

見た後でモスクワ映画祭のグランプリと男優賞受賞と聞く。前はモスクワというとかなり社会主義国らしいお堅い社会派的映画がとることが多かった気がするが、去年の「さよなら渓谷」の審査員特別賞もだが、かなりアモラルな内容でも取れるようになったか
ソ連時代は覚醒剤を扱っているというだけで「さらば愛しき大地」が全面拒否されたりしたものだったが。

もっとも、日本の方こそ、規制しているわけでもないのにこういう尖がった内容の映画を受け入れなくなっているように思える。
(☆☆☆★★)



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公式ホームページ

映画『私の男』 - シネマトゥデイ

私の男@ぴあ映画生活






6月29日(日)のつぶやき

2014年06月30日 | Weblog

浅野忠信主演作 31年ぶり快挙 news.yahoo.co.jp/pickup/6121339 31年振りというから何かと思ったら、男優賞が「ふるさと」の加藤嘉以来31年振りということなのね。結構モスクワでは日本映画受賞しているので、ちょっと盛った表現。とはいえ、めでたい。


いや、すごい雨でした。これはやまないだろうと思って飛び出してぐしょぐしょになって電車に乗って降りたらやんでるんでやんの。


象牙多層球も3Dプリンタだと形をなぞるだけなら簡単に出来るのだろうか。


多層球と惑星の軌道が関係あるとは。実際に象牙から旋盤で切り出すのを見せてくれるのが凄い。


天文観測器具に中国の装飾を施したというのは、中華思想を守る共に、多分天と皇帝との結びつきも誇示したのではないかな。


ソフトパワーでプロパガンダ、というのを日本もやりましょうというNHK流のアピール? #故宮


蒋介石がどういう狙いとどういう方法で宝物を持ち出したのかについては、案の定ノータッチ。 #故宮


台北に戻ってから見た方が楽に見られるんじゃないかなあ。


四庫全書の中に哲学というのがあったけれど、哲学という言葉は明治時代に西周がフィロソフィーを希哲学と訳したのが縮まったのが元だったと思う。原語では何となっていたのか。#故宮