R指定だが、全裸シーンや頭を銃で吹き飛ばすシーンなどにボカシがかかる。「マニアック」あたりもそうだったが、なんか前よりうるさくなっていないか。
原作は日本の土屋ガロン(作)嶺岸 信明(画)による漫画で、韓国のワン・ジョユン、イム・ジュンヒュン、パク・チャヌク脚本、パク・チャヌク監督、チェ・ミンシク主演による映画化が有名。
このハリウッドリメイクは「原作漫画の版権を所有している双葉社側が、ハリウッド版へのリメイク版権に関連し、関連収益支出事項を通告し代価を支払うとした双葉社との基本契約を破ったとして韓国映画オールド・ボーイの制作会社ショーイーストをソウル中央地方法院に告訴した」Innolife.net(係争中)とのことで、実際なぜ主人公が監禁されたのかという動機付けを始め、明らかに韓国映画版のリメークになっている。
この動機の部分は韓国版の創作なわけだが、さらに復讐そのものの内容に沿った形に練り直されている。その分論理的にはなったが、その分チャヌク監督版にあった異様にどろどろした迫力といったものは後退したし、ハンマーを使った立ち回りや、舌を切り落とすといったヴァイオレンス描写も韓国版みたいな痛さがそれほど感じられない。
スパイク・リーが監督なわけだが特にメッセージ性はなく、ストーリーテラーに徹している。過去の場面に現在の人物が入り込んで、過去の出来事を目の前でありありと目撃しているように見せる演出は、昔だったらアート・フィルムの技法だったが、今ではアメリカではテレビドラマでもやるようになっていて、特別なものではない。
冒頭から主人公がウォッカをシェーキに混ぜて隠して飲んでいて、明らかにアルコール依存症なのだが、監禁させてからも監禁者がわざわざ食事にウォッカの小瓶を毎回一瓶づつつけて出していて、あんなに飲んでたらとても20年なんて持たずに早死にするぞと思ったら、途中から曖昧にやめる。なんでわざわざ飲ませたのかよくわからない。いきなり監禁されて酒を断たれて禁断症状起こす方が自然だと思うが。
(☆☆☆)
本ホームページ
公式ホームページ
映画『オールド・ボーイ』 - シネマトゥデイ
オールド・ボーイ@ぴあ映画生活
原作は日本の土屋ガロン(作)嶺岸 信明(画)による漫画で、韓国のワン・ジョユン、イム・ジュンヒュン、パク・チャヌク脚本、パク・チャヌク監督、チェ・ミンシク主演による映画化が有名。
このハリウッドリメイクは「原作漫画の版権を所有している双葉社側が、ハリウッド版へのリメイク版権に関連し、関連収益支出事項を通告し代価を支払うとした双葉社との基本契約を破ったとして韓国映画オールド・ボーイの制作会社ショーイーストをソウル中央地方法院に告訴した」Innolife.net(係争中)とのことで、実際なぜ主人公が監禁されたのかという動機付けを始め、明らかに韓国映画版のリメークになっている。
この動機の部分は韓国版の創作なわけだが、さらに復讐そのものの内容に沿った形に練り直されている。その分論理的にはなったが、その分チャヌク監督版にあった異様にどろどろした迫力といったものは後退したし、ハンマーを使った立ち回りや、舌を切り落とすといったヴァイオレンス描写も韓国版みたいな痛さがそれほど感じられない。
スパイク・リーが監督なわけだが特にメッセージ性はなく、ストーリーテラーに徹している。過去の場面に現在の人物が入り込んで、過去の出来事を目の前でありありと目撃しているように見せる演出は、昔だったらアート・フィルムの技法だったが、今ではアメリカではテレビドラマでもやるようになっていて、特別なものではない。
冒頭から主人公がウォッカをシェーキに混ぜて隠して飲んでいて、明らかにアルコール依存症なのだが、監禁させてからも監禁者がわざわざ食事にウォッカの小瓶を毎回一瓶づつつけて出していて、あんなに飲んでたらとても20年なんて持たずに早死にするぞと思ったら、途中から曖昧にやめる。なんでわざわざ飲ませたのかよくわからない。いきなり監禁されて酒を断たれて禁断症状起こす方が自然だと思うが。
(☆☆☆)
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オールド・ボーイ@ぴあ映画生活