無法者の一団のリーダーのオリバー·リードが教師に見えた美人キャンディス·バーゲンを誘拐したら、その残忍な夫ジーン·ハックマンが執拗に追ってきて、ストックホルム症候群的にリードとバーゲンの仲が深まるのと、ハックマンたちによる長距離ライフルによる狙撃による皆殺しとが並行して展開する。
バーゲンはのちの「風とライオン」もだけれど、誘拐される役。見るからに都会的美人なので荒くれた環境に放り込んでコントラストを作りたいということか。
原題がThe Hunting Partyと人間狩りの趣向の方がむしろ眼目で、音楽がリズ·オルトラーニで撮影がスペイン出身でマカロニウエスタンをかなり撮ったセシリオ・パニャーガ が担当しているせいか、マカロニっぽい残酷趣味が目立つ。
男二人と女一人の話には違いないけれど、男二人が直接話したりするシーンはないわけで、全体とするとどうも単調。