prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「やさしい嘘」

2004年12月09日 | 映画
主要登場人物が全部女で、わずかに現れる男は我々の世代は“嘘”をつかれ続けて今さら元に帰れない、と独白する。この場合の嘘というのは社会主義のことだろう。若い男たちも概してだらしない。
この話自体ロシアと西側にはさまれたグルジアが舞台でないと成り立ちにくい。もっとも作品自体は男の出番が少ないようにそれほど政治色はなく、女たちの人情ものの色が濃い。全面的にこういう嘘がいいのかとは思うが。
犬と赤ちゃんの他に、素人の婆さんも映画の演技では無敵みたい。
(☆☆☆)


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