「羊たちの沈黙」的な安楽椅子探偵や、ホームズもののモリアーティばりのカリスマ的リーダーといった要素が混ざっていて、さらにエドガー・アラン・ポーの作品がモチーフが絡むといった調子で、かなり欲張っています。
タイトルになっているフォロワーというのはカリスマ的犯罪者に一見普通の連中が心酔して従っているので、思いがけないところで裏切りや落とし穴が現れるのは意外な展開という点ではいいけれど、ちょっと話を引き延ばすのに使われている感もある。
悪役もやれるケヴィン・ベーコンが刑事役なもので善悪の境目が曖昧なのは、最近ではデフォルト。