今日のフォト。 宮城県南三陸町です。
南三陸町は、かつてはこんな美しいところでした。
今日3月11日は、東日本大震災から12年。
私たちは、あの日を忘れてはいけない。
ここに1冊の本があります。
東日本大震災直後から、ツイッターで綴った「詩の礫」が
多くの人の共感を呼び、震災の意味を問いかけている
詩人・和合亮一さんと
甚大な被害をこうむった、南三陸町在住の
佐藤秀昭さんが撮ったふるさとの写真との
コラボレーションによる
写真詩集、「私とあなた ここに生まれて」
震災1年後の2012年3月、発行されました。
私は佐藤秀昭さんとは、以前よりブログ友で
この本を贈ってくださいました。
2011年3月11日 14時46分 地震発生。
写真撮影時間 15時28分54秒。
宮城県南三陸町、八幡川河口。
水門の左右の堤防が、破壊された。
震災1年後、2012年3月11日の私のブログに
東日本大震災のことを綴りたいと、佐藤秀昭さんに言うと
震災の時の写真を たくさんお借りすることができました。
そして佐藤秀昭さんは、写真を使って
ブログ掲載することを 承諾してくださいました。
以来、3月11日は、私にとって「震災を思う日」です。
誰も知らない
深い森の中で
私の足跡だけが
少しも消えずに
残っています
詩=和合亮一さん
写真=佐藤秀昭さん
震災前の写真
震災時の写真
震災後の写真
佐藤さんの南三陸町の写真は
美しく、哀しく、切なく、訴える。
佐藤さんのブログ。
「南三陸 海 山 川 !」
記憶に残して、震災を思う日。
この哀しいできごと、決して忘れてはいけない。
もう決めたこと
心が決まったこと
根を下ろし
枝を広げて
冬の凍てつく
空を持ち上げ
叫ぶような
決意の木に
その熱い頬を
押しあてよ
決意せよ
詩=和合亮一さん
写真=佐藤秀昭さん
下の写真は、佐藤さんが私に送ってくれたもの。
2011年4月に撮った写真。
私も今日は、想いを綴って。
三首、詠みました。
忘れまじ
3.11
爪の後
希望の桜
決意の桜
桜見て
心に決めて
歩み出す
生きていること
尊きことよ
薄紅の
ただ愛しくて
切なくて
2011年4月
桜は咲いた
東日本大震災から、12年。
私たちは、あの震災を風化させてはいけない。
犠牲者の方の ご冥福をお祈りいたします。
2023年3月11日