ミュンコさんのフェルト猫

写真、可愛いでしょ？
先ずは今日一日のお話を聞いてね。

朝から母のところに行き、昼食を一緒に食べて
今日は早くに帰宅しました。
駅から帰る途中銀行へ行くとＡＴＭは長蛇の列。
全くもう３０分も並びました。
今日は月末だから仕方ありませんね。

それから郵便局へ行って用事を済ませて
スーパーマーケットに寄って帰宅したら
４時を過ぎていました。

朝からバタバタと息をつく間もなく動いていて
ああ・・疲れたなぁ・・・と
コーヒーでも飲んで夕食の支度にかかりましょう。

いつものように郵便ポストから郵便物を取り出して
テーブルの上に置いてコーヒーを入れました。

ダイレクトメールの多いこと。
週明けは郵便物の数もかなり多い。
そのほとんどがゴミ箱行きです。

そんな風に選別していると
その中にネットの友人からの封書がありました。
ブログ仲間のミュンコさんです。
ブログ仲間というか猫友達です。

昨年の２月２２日の「猫の日」にブログを立ち上げて
１周年を迎えました。
ミュンコさんのブログはとっても楽しいブログで
訪問しては３匹の猫ちゃんに癒されています。
そして元気になって帰って来ます。

そんな彼女の１周年のブログに
１周年記念のささやかなプレゼントをご用意しましたとありました。
お祝いのメッセージを残してくださった方で希望される方全員に
手作りの羊毛フェルト猫をプレゼントします。
そんなことが書かれていました。

作品はマグネット仕様、ブローチ仕様、どちらでも可能と。
私はお祝いのメッセージを残して
マグネット仕様の猫を希望して帰りました。



それが今日送られて来ました。
もう疲れなど吹っ飛びました。
これがミュンコさんオリジナルの
羊毛フェルトの可愛い猫です。

ブログに写真は公開されていましたが
実際に手に取ってみるとその可愛らしいこと。
もう抱きしめたいほどのものでした。
早速ペッタンして写真を撮りまくりました。



大きさはとても小さいの。
キーボードの上に置くとわかるでしょ？
目元がキュートで
左耳のピンクのリボンが可愛い。
そしてブルーの蝶ネクタイ？
こんな小さなニャンに癒されて
私は笑顔いっぱいになりました。

手作りにはその人の温もりがあって
触れると作られた人の想いが伝わってきます。

人気のブログだから、お友達も多くて
きっと不眠不休で作られたことでしょう。
ミュンコさんに感謝しながら・・・・
１周年記念のフェルト猫を大切にしますね。

夕方のひととき、可愛いニャンの訪問客に
思わずハッピーな気持ちになりました。

本当にありがとう。

トリノ五輪閉会式

第２０回冬季オリンピック・トリノ大会の
閉会式が日本時間２７日未明に
トリノの五輪スタジアムで行われました。


史上最多の８０カ国・地域から
約５０００人の選手や役員らの集まったこの大会は
１７日間の日程を終え
観衆の見守る中で聖火が消えました。




「カーニバル」をテーマにした閉会式は
情熱の国イタリアらしい演出で行われました。
開会式同様、閉会式でも炎を使った
さまざまな思考が凝らされていて
本当に楽しいフィナーレでした。


日本からは史上最多の１１２名の選手が参加しましたが
獲得したメダルは、金メダル１個でした。
オリンピックの壁はいかに高いかを見せ付けられた思いです。


あと１歩でメダルに届かなかった選手たちもいます。
予期せぬアクシデントも多かったです。




４年に１度のオリンピックです。
今期を逃すと年齢的にもきつい選手もいます。
本番はたった数分間の勝負です。


ジャンプはひとっ飛びで勝負が決まります。
風向きも左右するでしょう。
天候も左右するでしょう。
けれどすべての条件を受け入れての戦いです。


オリンピックでは強い者が勝つとは限りません。
技術と精神力の強さを結集して
それに打ち勝った者が強いのです。


今回も新鋭の星が誕生しました。
君臨していた王者が破れ、予期せぬ番狂わせがありました。
けれどこれがオリンピックでの実力なのです。


オリンピックという最高峰の大会に挑むために
明日からまた地道で過酷な練習が始まります。
休日も祝日もありません。
１日休めば、２日分の練習が必要となります。
それほどスポーツとは真剣勝負の世界なのです。




荒川選手は金メダルを掲げ
アイスダンスの木戸選手に肩車をされて
会場に入場してきました。
その横には安藤選手もいました。
どの顔もみんな満面の笑みを浮かべていました。


参加した選手の心にたくさんの想い出が残りました。
万感の想いで入場して来たことしょう。
全力を出し切った清々しい笑顔です。


どの選手も心に大きな金メダルをかけての入場です。
私も胸が熱くなりました。


たくさんのドラマをみせてくれました。
このドラマの続きはバンクーバーへと続くことでしょう。
私もそう信じて終宴のひとときに酔いしれました。


たくさんの感動をありがとう。


写真はすべてテレビ放送を撮影したものなので
お見苦しいと思いますが、雰囲気をお楽しみくださいね。

雨の日のビートルズ

大阪は朝から激しい雨が降っていました。
母のところに行く予定にしていたので
出かける支度をしていたら、あまりの激しい雨に
ダーリンが「今日は車で一緒に行こう」と言ってくれました。
いつもなら「いいわ」と言うのですが
地獄に仏みたいな心境で、「ラッキー♪」と車に乗りました。



堺市にお気に入りの喫茶店があります。
予定のない日曜日にドライブを楽しみながら
二人でよく行く海の見える喫茶店です。
そこでモーニングをしようと立ち寄りました。

ここはいつも若者でいっぱいです。
私たちには似合わないウエスタン調の喫茶店です。
そこでモーニングを始めると
店内のＢＧＭが「ビートルズ」のナンバーに変わりました。

「イマジン」「レット・イット・ビー」「イエスタディー」
ああ・・・　大好きな曲がと二人で聴き入りました。
いつもならスポーツ新聞や週刊誌を読むのに
お気に入りの音楽が流れると何もせず聴いていたのですね。

二人で厚切りのトーストにスクランブルエッグや
サラダやフルーツのモーニング。
ダーリンはホットコーヒー、私はホットチョコレート。
流れるＢＧＭがビートルズだなんて最高です。



トリノ五輪の開会式では
オノ・ヨーコさんが挨拶をしました。
開会式の演出総指揮者は
「平和と停戦の強い声明を出したかったから」
オノ・ヨーコさんに依頼したとのこと。



トリノ五輪の開会式のクライマックスに
英国人ロック歌手が歌った「イマジン」は
平和の祈りとして全世界に響き
切実な叫びのように聴こえました。


ダーリンと私は趣味も違えば性格も違う。
ただ価値観が同じなのと、魅かれる音楽がよく似ています。
いい音楽は何年たっても心に響いてくる。

私の性格は熱しやすくて冷めやすい。
過去にたくさんの趣味のおけいこに通っていたけれど
長くて１０余年、短くて２～３年で飽きてしまう。
私が一番長続きしているのはダーリンと夫婦であることと
家計簿や手帳の記入をしていることくらいかな。

こんなわがままな私と長続きするには
ダーリンの方も相当な苦労性だと思っています。
雨だからと言って
休日を一日捧げて母の病院へ付き合ってくれる。
結構「いい奴♪」と思いながら口では「いい奴」なんて
言えません。



久しぶりに聴いたビートルズが尾を引いて
夜、ＰＣしながらもビートルズのＣＤをかけました。
私たちの青春時代の音楽、ビートルズ。
どの曲もすべてが心に沁みる。

英語の習い始め・・・
苦手な英語を辞書引きながら日本語に訳しました。
感動の言葉が歌詞の中から次々と現れました。
メロディーといい、言葉といい
その偉大さに打ちのめされるような気持ちを味わいました。

感性は受け継がれて・・・・
息子が今ビートルズが大好きなのです。

「ビートルズの曲はまるで聖書を読むようだ」と言う。
私たちの遺伝子はきっちり受け継がれたようです。

雨の日のビートルズ。
とてもしっくり心と音楽を繋いでくれます。

レインマン

舞台「レインマン」を観て来ました。
１９８８年のクリスマスシーズンに全米で公開され
ベルリン映画祭で
最高賞である金熊賞を受賞したのを皮切りに
数々の賞を総ナメにした作品です。

自閉症の兄と人生に不信感を抱く弟が
心通わせていく様子を描いています。
映画ではダスティン・ホフマンとトム・クルーズが
役柄を演じました。
この映画は「自閉症」についての社会認識を深める
役割を果たしたと言えましょう。

舞台では橋爪功と椎名桔平が兄弟を演じました。
世界初の舞台化で、注目されている作品です。



人を愛せない、人を信用しない、人は裏切る。
この世で信じられるのは金だけ。

そんな弟チャーリーに
ピュアな心で接する自閉症の兄レイモント。
兄が弟の氷のような心を融かしていきました。
そして兄弟は次第に心通わせていくというホットなお話。

橋爪功が演じたレイモントの役柄は難しい。
自閉症だが、特定の分野に対して驚くべき能力を発揮する
レイモントの設定は創作ではなく
複数のモデルから生まれています。

自閉症の人の中には突出した記憶力や表現力に恵まれた
人々が実在します。
「サヴァン症候群」と呼ばれる彼らの脳には
コンピュータ並みの情報がインプットされていて
ひとつの質問から芋づる式にデータが引き出されたりするのです。

そんな役柄を橋爪が好演しました。
それはまた脚本が素晴らしいということでもあるでしょう。

この作品の原案と脚本を手がけたバリー・モローは
実際に障害者を家族の一員として招いた経験の持ち主で
映画製作当事は
全米精神薄弱者協会の理事を務めていました。

信憑性があると同時に確かな「愛」に満ちた目で
自閉症やサヴァン症候群の患者たちを見つめ
認識しながら描いているところに、心打たれるのかもしれません。

世の中がデジタル化し、潤いを失くしていく今
兄弟の絆や触れ合うことの大切さを訴えた作品です。

観終わった後、爽やかな気持ちにさせてくれました。
劇場を出るとすっかり春の風が吹いている夕暮れでした。

銀盤の女王

今朝は日本中がこの笑顔に釘付になりました。
日本時間６時２７分、演技が終了しました。
その瞬間、荒川選手は満面の笑みをたたえた。


観客の魂を揺さぶるような滑りでした。
会場内からどよめきと拍手が聴こえました。




トリノ五輪女子フィギュアアイススケートで
日本の荒川静香選手が
堂々の金メダルを獲得しました。
アジアで初の女子フィギュアの金メダルです。
日本中が歓喜に酔いしれた嬉しい朝でした。


プッチーニの歌劇「トゥーランドット」の曲に乗り
冷静に、伸びやかに、ダイナミックに、しなやかに
まるで白鳥が大空を舞うように銀盤の上を滑りました。




滑りながらの冷静な判断力には驚きました。
最初の３回転＝３回転を３回転＝２回転に抑え
次の３回転のコンビネーションも
「バランスを崩してしまう」と判断して
３回転＝２回転にしたという。


冒険をして失点するよりも確実に点を取ろうとした荒川選手。
中盤にはＹ字スパイラルや難易度の高い技を連発させました。




後半では得意のイナバウアーを披露しました。
上体を大きく反らせて銀盤にカーブを描く。
これは直接点数には繋がらないけれど
荒川選手は「見せたいから！」と言う。
会場から歓声が沸き起こりました。


３回転＝２回転＝２回転の３連続ジャンプにも
成功しました。
小さなミスはあったものの計算されつくしたように
楽しむように銀盤の上を滑り終えました。




一度は引退を決意しながら
再び五輪の舞台を目指し
世界の頂点に立った荒川選手。
一段高い表彰台で荒川選手の胸に
ずっしりと重い金メダルが掛けられました。


そして銀盤の女王の笑顔は金色に輝いていました。


惜しくも４位だった村主章枝選手。
あなたの演技はアートの世界でした。
儚ささえ感じさせる繊細な演技はきっと忘れないでしょう。


いつも前向きな安藤美姫選手。
４回転ジャンプが決まる確率は低い。
けれどあえてそれに挑戦して、自分を主張しました。
あなたの勇気は決して忘れないでしょう。


この二人の心にも金メダルをかけてあげたい。
あなたたちがいたから、荒川選手もがんばれた。


三人が力を合わせて今日の日を迎え
そしてトリノに日の丸の旗を掲揚できたのだと。
村主選手、安藤選手の栄誉をも称えたい。