代休を取った娘と奈良に紅葉狩りに行って来ました。
奈良にお住まいの男性の方で
今日は「知る人ぞ知る奈良の紅葉の名所」を
ご案内してくださるとのこと。
ワクワク・ドキドキの奈良への旅でした。
この方は娘が入社以来とても可愛がってくださった上司で
数年前に退職されました。
その後も娘はメール交換したり
風光明媚なところに友人たちと連れて行ってもらったりと
何かと可愛がって頂いています。
「今年の紅葉は、お母さんといらっしゃい」と言ってくださったようで
今日は娘と二人で奈良まで行って来ました。
訪れたのは「正暦寺」というお寺で
ここは一条天皇の勅願により992年に創建した寺院で
昔から「錦の里」と呼ばれるほどの紅葉の名所だとか。
境内のかえでが色づく晩秋は
山全体が美しい錦で着飾ったように見えるようです。
ここは奈良と天理の間にある寺院で
「菩提山龍華寿院」と言います。
境内を流れる菩提仙川の清流の清水を用いて
日本で初めて清酒が醸造され
「日本清酒発祥之地」の碑が建っています。
またこの山間には
迦陵頻伽(かりょうびんが)の音色があると言われます。
迦陵頻伽とは極楽浄土にいるという想像上の鳥です。
聞いて飽きることない美声によって法を説くとされ
浄土曼荼羅(まんだら)には人頭・鳥身の姿で表されています。
さやさやと吹き降ろす峯からの風の音。
さらさらと瀬を洗う渓流のささやき。
それらにまじって聞こえてくるホトトギスや鶯や鈴虫の声。
豊かな自然の中に静かに佇む寺院です。
奈良でこのような美しい紅葉との一期一会を頂くなんて
感謝しています。
マドンナのナイショ話での2006年紅葉・パート10
今年の紅葉のお届けはこれで終わりです。
10日間、私と一緒に紅葉をお付き合いして頂いて
ありがとうございました。
明日から師走。
また他愛もない日常を綴っていきますので、見てくださいね。