今日のフォト。 何度訪れても、秋はこの美しい寺が好き。
秀吉が建立した方広寺大仏供養の折に、出仕を拒んだ日蓮宗の
日上人(にっしんじょうにん)が、隠棲したのがこの寺の起こり。
日蓮宗では、法華を信じない者の施しは受けず
しかも、施さないという教えがあり
それにのっとった日上人は、秀吉から弾圧を受けたのです。
日上人が、隠棲の地に選んだのが、小倉山の山腹。
穏やかで、煩悩に惑わされることもなく、悟りを開く常寂光土。
急な石段を上りつめて本堂へ。
石段の両側は、もみじの老木が生い茂り、まさに「錦繍の道」
美しさをめでるばかりではなく
煩悩を捨て、清浄な心で見つめていたい。
今年最後の紅葉狩り。
苔の上の散りもみじが、「侘・寂」を奏でる。
そして鐘つき堂に、緋色の雨が降る。
「常寂光寺」
The temple with no walls. 「塀のない寺」ともいわれている。
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