今日のフォト。(大阪市浪速区難波中)
なんばパークスシネマ。
今日の動画。 映画 「毎日かあさん」
「毎日かあさん」を観て来ました。
実際に元夫婦の小泉今日子と、永瀬正敏が
映画で夫婦役を演じると言うことで、話題になった。
そして漫画家・西原理恵子と、元戦場カメラマン・鴨志田穣との実話。
鴨志田穣と言えば、アルコール依存症で、離婚している。
「毎日かあさん」は、西原理恵子が毎日書いていた漫画で
連載されていたのが、「毎日新聞」だったため。
こちらの映画は、西原理恵子側から見た物語。
先日公開された、「酔いがさめたら、うちに帰ろう」は
(浅野忠信と永作博美主演)鴨志田穣側から見て描かれた物語。
「毎日かあさん」と、「酔いがさめたら、うちに帰ろう」を
両方観ると、かなり感慨深い作品だということ。
「毎日・・・」と、「酔いがさめたら・・・」を ダブルで観た娘の感想。
アルコール依存症の夫・鴨志田に
さんざん苦労させられた西原は、ついに離婚を決意。
失った家族の存在の大きさに気付いた鴨志田は
アルコール依存症の病院に入院する。
父親の不在に寂しさを募らせる子供たち。
ある日、川に浮かべたビニールプールに乗って海へと漕ぎ出した。
鴨志田の入院する病院へ行こうとしたのだ。
西原は、子供たちの心の痛みをしっかりと受け止める。
そして鴨志田が、アルコール依存症を克服して退院してきた。
西原は、元夫を家族として再び迎え入れる。(入籍をしないまま復縁)
ようやく家族の絆で結ばれた親子4人に、襲った悲劇。
鴨志田は腎臓がんに侵されていた。
後半は退院後から、鴨志田が42歳で亡くなるまでを描いている。
残り短い時間だとわかってからの鴨志田は、よき夫、よき父親だった。
家族の日常を1枚、また1枚と心に刻み込むように写真に撮ってゆく。
どんな小さなヒトコマをも、見落とさずに撮ってゆく。
戦場カメラマン時代、多くの人が死んでゆくのを現地で見て来た鴨志田。
他の誰よりも、「死」を目の当たりに見て来たはずだが・・・。
鴨志田が亡くなった後、子供たちが西原にしてくれたこと。
胸キュンになりますよ。
重いテーマだけれど、淡々と観られます。
それが漫画家の西原マジックなのでしょう。
妻としての小泉今日子の演技が光ります。
元夫・永瀬正敏が相手役だったから、こんな素晴らしい演技が出来たのだろうか?