ラーメンの好きな友人がいる。
逢えば必ずラーメンを食べに行こうと連れて行く。
ラーメン屋さんばかりに誘うのだから
きっとラーメンが好きだと解釈しているのだが。
けれど連れて行ってくれるラーメン屋さんは拘りの店ばかり。
その友人の中ではとにかく「イチ推し」のラーメンのようだ。
いつも「ここのラーメンは美味しい」と言いながら連れて行ってくれる。
なるほどラーメン好きな友人だけあってなかなかのものである。
すべて天下一品と称するようなラーメンばかり。
「大阪人もびっくりするラーメン屋さん」と言って連れて行かれた店。
そこで食べたチャーシューメンの味が未だに口の中に残っている。
あのチャーシューメンにはチャーシューが10枚入っていただろうか。
こんなコテコテのラーメンは大阪にもない。
友人には悪いと思いながらとうとう3分の1は残してしまった。
残したラーメンを「もったいない」と言わんばかりに
友人は私の残りのラーメンを「美味しいのに」と言って食べた。
友人は3分の4食べたことになる。
やはりラーメンが好きな人なのだと太鼓判を押した。
ラーメンはいつも食べ切るのだが、それほど味は濃かった。
大阪人にはかなりのコッテリ味だった。
けれど未だにあの味が残っているのは
きっと強烈だけれど私の中では美味だったに違いない。
そしてもう一度食べたいとさえ思うのが不思議だ。
今度こそきっと全部平らげたいと思う。
大阪のミナミに「金龍ラーメン」と言う店がある。
ミナミに4店舗。
道頓堀が本店だ。
大阪に住んでいる人なら誰でも知っている。
もし金龍ラーメンを知らなければ、もぐりであると言われるくらい
それほど有名なラーメン屋さん。
年中無休で24時間営業。
休日には行列が出来るほどの繁盛ぶりだ。
昨日、御堂筋の銀杏の写真を撮りに行って
途中で金龍ラーメンを食べて来た。
夕方でお腹が空いていたところに金龍ラーメンに出くわした。
誘惑に負けるに決っているだろう。
久しぶりの味である。
種類は2種類。
900円のチャーシューメンと600円のラーメン。
昨日はラーメンを食べた。
トンコツのダシが本当に美味しい。
トッピングは無料で
キムチにニラにニンニクのすりおろし。
このトッピングもまた強烈だ。
これを載せて食べると
帰りの電車の中でプンプン匂いそう。
けれどこの豪快なところが好きな金龍ラーメン。
さてさて・・・
大阪が誇る味、金龍ラーメン。
グルメ雑誌のラーメンの部門ではいつも堂々の第1位。
この金龍ラーメンを一度ラーメン好きの友人にご馳走したい。
いったい何と言うだろうか・・・。
それも興味深い。
みなさんも大阪に来られた時には
是非一度ミナミの「金龍ラーメン」を食べてほしいと思う。
これが浪速を代表するラーメンなのです。