マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

紅葉2012(大阪城公園)

2012年11月30日 | 紅葉&黄葉



京都紅葉の途中ですが、今日は、大阪からの発信です。
お楽しみください。






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今日のフォト。 桜の名所の大阪城公園。
実は、秋にはイチョウが、とてもきれいなのです。









                 









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大阪城公園、東側外周、約1kmに渡り、イチョウ並木があります。



大阪城と桜は、切ってもきれない結びつきですが
秋になると、このイチョウ並木が、やたらクローズアップされる。









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川の向こうには、大阪ビジネスパークのビル、時代劇の大阪城と桜とは、まるで正反対。
この風景は、さながらトレンディードラマのヒトコマを見ているよう。









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並木道にある1本のイチョウ。 逆光を利用して。









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彼と彼女、何をしているのかな~?









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この時間、この場所から撮ると・・・
左のイチョウに、太陽が当たらない。(外濠)









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お濠だけを撮ると、水面の色が変わる。 これも不思議です。(外濠)









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京橋口から中に入った奥にあるイチョウ、樹齢どれくらいだろうか。
幹の太さに感動する。









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内濠の前にある桜。









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内濠の淵を歩くと、桜、桜、桜。
秀吉が、いかに桜を愛したか、よくわかる。









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シンメトリー。
内濠に映る大阪城は、きれいだった。









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内濠に架かる極楽橋。 美しい日本の風景。









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私は、このイチョウ並木が好き。
ここを歩いていると、ドラマのヒロインなった気分。









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見上げれば、イチョウ。









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そして飛行機雲。 秋晴れの1日だった。









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大阪城公園での一枚。 「実は、同志だった」



彼は一眼、彼女はコンデジで撮っていた。
黄葉する美しいイチョウを。 私も同じ志しでここに来た。



「紅葉2012」 つづく・・・。












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紅葉2012(愛宕念仏寺・京都)

2012年11月29日 | 紅葉&黄葉
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今日のフォト。 嵯峨野で、一番 最初に行ったのがこのお寺です。
化野念仏寺より、少し北に位置する「愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)」



ここでは、ユニークな石像が、私を出迎えてくれました。









                 









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愛宕念仏寺は奈良時代、称徳天皇の勅願により創建されました。



平安時代より厄除け観音として信仰されたが、鴨川の氾濫により
大正11年(1922年)、東山からこの場所に移され、延暦寺の末社となりました。









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昭和56年、境内を石像で埋め尽くしたいという願いから、
1200人の一般の参拝者の手によって掘られた、羅漢の石像が集まり始めました。









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それゆえ、このようにユニークな石像なのです。
これは人が猫を抱っこしています。









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右から4番目の石像は、テニスボールとラケットを持っています。



昭和56年から集まり始めた石像は、平成3年、1200体になりました。









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紅葉に包まれた境内で、苔むした羅漢さまの表情を見ていると
とても心和みました。









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緋色の世界



桜や紅葉を撮る時、私は日本の四季の美しさを表現したいので
風景写真風に撮るのが好きで、花だけ、葉だけをマクロで撮るのはちょっと苦手。









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瑠璃色の世界。



マクロは、その人の感性やセンスが全て表現されて、誤魔化しようもない。
これももみじ。 もう終盤で、1枚の葉の両端が少し縮れているのです。









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黄蘗色(きはだいろ)の世界。



左端に、少しだけ萌葱色を入れることで、私の感性としよう。



赤、青、黄・・・ まるで信号ですね。 センス無し。(笑)









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零れ落ちたもみじが、お寺の屋根を染める。



「侘と寂」を感じる、日本の美しい秋。
今秋の風景も、決して忘れまい。









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来た道を帰ってゆく。



笑っている羅漢さま、泣いている羅漢さま、眠っている羅漢さま・・・
人と同じく、表情があって、親しみを感じる。 若葉の季節に、もう一度訪れたい。









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愛宕念仏寺の一枚。 「名カメラマン」



カメラを持った羅漢さまを見つけました。
カメラを撫でて、「私も上手になりますように」と祈願しました。



「紅葉2012」 つづく・・・。












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紅葉2012(二尊院・京都)

2012年11月28日 | 紅葉&黄葉
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今日のフォト。 二尊院。
二尊院は、「百人一首」で有名な小倉山の東麓にあります。



本堂に、阿弥陀如来と釈迦如来の
二尊像を祀ることから「二尊院」の名がついた。









                 












今日の動画。
JR東海、「そうだ京都、行こう2012・盛秋 二尊院」









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さすが、2012年秋のJR東海キャンペーンCMに
選ばれただけあって、二尊院はごった返していました。



この参道は、もみじに包まれる「紅葉の馬場」として有名です。









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唐門は応仁の乱で焼失しましたが、本堂とともに、その30年後に再建されました。









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紅葉の馬場、唐門から下を見下ろしたところ、黒門あたりが
JR東海「そうだ京都、行こう2012・盛秋 二尊院」のCMに使われています。









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唐門の下にあったもみじを マクロで撮ってみました。
美しい紅色です。









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風に揺れて、微妙なズレがありますが、紅色のもみじとこのもみじは、同じ被写体。
WB、光の当て方、露出、ピントの位置を変えれば、まるで別な写真に変身。



私たちも見方や、接し方や、考え方を少し変えるだけで
別の生き方が出来るかもしれません。



扉を開けるには、押してばかりでは開かない。
時には、引いてみると、開く扉もある。









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紅葉の馬場を 歩く舞妓さん。
真っ赤な帯は、もみじの柄。 意識していますね。









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私も上の舞妓さんを意識して、1枚撮ってみました。
舞妓さんも、このもみじも、素敵でしょ?









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二尊院の紅葉。 もみじの下にいると、私の顔も赤く染まる。
今年(秋)の「そうだ京都、行こう」に相応しい、風格です。









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ランチは、平野屋さんではなくて、「弁治」さん。(笑)









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満員だったので、奥の座敷に通されました。
きれいなお庭を見ながら、ランチしました。









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湯豆腐セットです。
ほっこりあったまりました。









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二尊院の一枚。 「燃ゆる秋」



奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の
声きく時ぞ 秋は悲しき (猿丸太夫 5番 「古今集」秋上・215)



紅葉を歌った百人一首、いいですね。



「紅葉2012」 つづく・・・。












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紅葉2012(祇王寺・京都)

2012年11月27日 | 紅葉&黄葉
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今日のフォト。 祇王寺は、小さな草庵である。
ここには平清盛と、二人の女性の哀れな物語がある。









                 









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平清盛の寵愛を失った、白拍子祇王が、母親と妹とともに剃髪してこの庵に入った。









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後に、祇王の恋敵である、17歳の仏御前が剃髪した尼の姿で庵を訪れ
無常を感じ、浄土を願ったという。









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二人の女性は、愛憎を繰り返し、やがてはその想いを超えて
念仏三昧の日々を この庵で送ったそうです。



木々を染めた緋の想いは、やがて苔庭に音もなく重なり
庵は、散りもみじに埋もれる。









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美しいもみじばかりが、私の被写体ではない。



雨の日もある、風の日もある、日照りの日もある、虫に食われることもある。
そんな困難を乗り越えてきた、ひと葉には、凛とした美しさがある。



人もまた、同じことが言えよう。









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見上げれば、山火事かと思うほどの紅葉。
平清盛を愛した二人の女性の心模様か。



今も、白拍子祇王と仏御前の念仏が 聴こえてきそうです。



白拍子祇王の話は、「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり…」で始まる
「平家物語」の巻、第一「祇王」で語られている。









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愛宕街道を歩いて行くと、赤い鳥居の向こうには・・・。









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重厚な茅葺き屋根の茶屋が・・・。 「平野屋」さんです。
名物は、鮎料理。 400年以上の歴史を持つお店です。



この辺りは、「嵯峨野鳥居本伝統的建造物群保存地区」に指定されています。
店の前に並べられた「嵯峨菊」の典雅な姿にも、酔いしれる。









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祇王寺の一枚。 「緋の想いは いつか散り落ちる」



散り落ちた後、深い眠りにつく。 そして春を待つ。
秋は、もの哀しくもあり。



「紅葉2012」 つづく・・・。












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紅葉2012(あだしの念仏寺・京都)

2012年11月26日 | 紅葉&黄葉



英国旅行記をしばらくお休みして、今日から「紅葉2012」を お届けします。
今年も美しい紅葉を見せてくれました。 お楽しみくださいませ。






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今日のフォト。 あだしの念仏寺。
真っ赤なもみじの下、お地蔵さまのお顔も、赤く染まっていた。









                 









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あだしの念仏寺には、約8千体の石仏があります。



何百年とう歳月を経て、無念仏と化し、あだし野の山野に散乱埋没していた石仏を
明治の半ば、地元の人々が協力して、安祀したそうです。









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拝観受付所の屋根に、はらはらともみじが舞い落ちる。
風流な趣きである。









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あだし(化野)とは、はかない、むなしいという意味です。



また「化」の文字は、「生」が化して、「死」となり、この世に
再び生まれ化ることや、極楽浄土に住生する願いなどを意図しているという。









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8千体の石仏、ひとつひとつに、魂が宿る。
鐘楼にも、真っ赤なもみじが降り注ぐ。









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緋の世界から、碧の世界へと入ってゆく。 
竹の小径を歩き、そして振り返ると・・・。









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竹林の向こうは、真っ赤に燃えていた。









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水子地蔵。 この世の光はもとより、母の顔すら見ることもなく
露と消えた水子の霊を供養する。 









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合掌。









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散りもみじは、赤い絨毯を敷きつめたようです。
赤く燃えた後、人も・・・ 花も・・・ 葉も・・・、みな土に還る。









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あだしの念仏寺の一枚。 「供養の華」



春は桜、秋はもみじ。
石仏や石塔に捧げられる、四季の華は、この上もなく美しい。



「紅葉2012」 つづく・・・。












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