今日のフォト。
3月11日の朝日新聞朝刊。
今日、東日本大震災から14年。
31面の記事
宮城県女川町の高松さんは
今でも月1、2回 妻を探しに海に潜るという。
「捜し続ける あなたを」
女川の海の底でつぶやいてみる。
「来たよぉ」
宮城県南三陸町です。
南三陸町は、かつてはこんな美しい街でした。
ここに1冊の本があります。
東日本大震災直後から
ツイッターで綴った「詩の礫」が
多くの人の共感を呼び
震災の意味を問いかけている
詩人・和合亮一さんと
甚大な被害をこうむった、南三陸町在住の
佐藤秀昭さんが撮ったふるさとの写真との
コラボレーションによる写真集
「私とあなた ここに生まれて」
震災1年後の2012年3月、発行されました。
佐藤秀昭さんと私は、以前よりブログ友で
この本を贈っていただきました。
2011年3月11日 14時46分 地震発生。
写真撮影時間 15時30分16秒。
宮城県南三陸町、八幡川河口。
水門の左右の堤防が破壊され
全ての防潮堤を破壊し、街に押し寄せる。
佐藤秀昭さんは、この瞬間今
誰かが亡くなってゆく。
このまま写真を撮り続けていいのか
自問自答しながら、シャッターを切ったそうです。
襲ってくる黒い波。
手が震え、体が震え・・・と語っています。
震災1年後の2012年3月
私はブログに、震災当時の
南三陸町の様子を載せたいとお願いすると
佐藤秀昭さんは、たくさんの写真を
提供してくださいました。
そしてブログに掲載することを
承諾してくださいました。
呑み込まれ
それでも残った
桜木よ
咲け咲いた生きよ
決意の桜
震災から1ヶ月後の4月
家屋は倒壊しても、桜は咲いた。
悪夢のような光景に、呆然とする。
心をかきむしられる。
震災直後の死者 1万5900人
震災関連死 3808人
行方不明者 2520人
今もなお避難者 2万8千人
朝日新聞社調べ。
震災前の写真=佐藤秀昭さん撮影。
東日本大震災から14年。
私たちは、あの震災を風化させてはいけない。
犠牲者の方のご冥福をお祈りいたします。
2025年3月11日