MAKIKYUのページ

MAKIKYUの公共交通を主体とした気紛れなページ。
初めてアクセスされた方はまず「このページについて」をご覧下さい。

カテゴリー新設と一部記事の移動について(告知)

2007-02-01 | Weblog

皆様、毎度「MAKIKYUのページ」へアクセス頂きありがとうございます。

「MAKIKYUのページ」は昨年5月に開設以来気紛れに更新を続け、当初は僅かだったアクセスもお陰さまでgoo blogアクセスランキングに登場する日もあるほどになりましたが、記事数が増大し「MAKIKYUのページ」の性質も開設当初から少々変わってきている事もあり、これに関連して本日以下のカテゴリーを新設致しましたのでご案内致します。

「小田急グループ」…小田急線やその乗り入れ線区、そして小田急グループの鉄道やバスに関する記事を扱うカテゴリーです。なお小田急グループ各社から譲渡された鉄道車両や路線バスに関しては、原則として各地域別のカテゴリーにて取り扱います。

「国内その他」…日本国内の船舶やB級グルメに関する話題は、今まで該当カテゴリーがない状況でしたので新設しました。
なお「Weblog」カテゴリーはMAKIKYUの旅行記や近況報告、このカテゴリーに該当しない記事や、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様への告知などを取り扱う項目とします。

また本日のカテゴリー新設に伴い、一部の記事が「首都圏[鉄道]」・「首都圏[路線バス]」・「路線バス[中部]」→「小田急グループ」へ、「Weblog」→「国内その他」へそれぞれ移設となっていますのでご注意下さい。


茨城交通キハ205号~国鉄標準色を纏った希少な存在

2007-02-01 | 鉄道[北関東]

 

先日長崎県を走る島原鉄道の閑散区間(南島原以西)が、まだ確定ではないものの廃線になるという話題が持ち上がり、これに伴って今は全国的にも数少ない希少な存在となっている旧国鉄キハ20系残存車両の去就が注目されていますが、キハ20系列は島原鉄道以外にも幾つかの事業者で活躍しており、その一つが今日取り上げる茨城交通です。

茨城交通は茨城県では有数のバス会社で、水戸を中心とした路線バスを多数運行し、東京でも同社の高速バスを見る事が出来ますが、鉄道は現在単線非電化の典型的なローカル線である勝田~阿字ヶ浦間を運行する湊線1路線のみで、この路線も乗客減により廃線を検討していると言われていますが、マイカー利用の浸透と公共交通離れが著しい茨城県では既に日立電鉄が廃線となり、もうまもなく鹿島鉄道も残念ながら廃線になってしまう状況で、これらに続く事がない様に願うばかりです。

その様な状況ですので、MAKIKYUも先月水戸周辺へ出向いた際はこの湊線にも乗車して来ました(他に鹿島鉄道や水郡線にも乗車し、この日は茨城気動車三昧でした)が、湊線の車庫がある那珂湊駅で下車して停車中の車両を撮影したうちの一枚がこのキハ205号です。(茨城交通には他にもキハ20系列譲渡車はありますが、国鉄標準色は1両のみです)

MAKIKYUが訪問した際にはこの車両は稼動しておらず、乗車したのは他の旧型車両(これも床が板張りで良い感じでした)でしたが、このキハ205号は見た所ではなかなか綺麗に手入れされている様で、正真正銘のキハ20系はJRには存在せず(2エンジンのキハ52系が若干残存しているのみです)、ましてリバイバルとはいえ国鉄標準色となるとかなり希少な存在です。

そのためこの車両はCM撮影などにも引っ張り出され、走行写真を撮影される方などからも絶大な人気がありますが、前面窓に掲出された「ワンマン」表示や戸袋窓に貼られた車椅子マーク、それに茨城交通の車両である事を主張している側面の社紋などは、21世紀の現代に茨城交通で活躍している事を示す証となっており、この様な姿もまた興味をそそられます。

また茨城交通湊線では、この車両以外にも複数の昔を思い出させる塗装を纏った旧型気動車が存在し、それ以外にもバスと同様の塗装を纏った旧型車両や新型の軽快気動車が運行されるなど、小規模ながらも新旧様々な車両が入り乱れて走る魅力的な路線ですので、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も水戸周辺へ足を伸ばされる機会がありましたら、是非湊線に乗車されてみては如何でしょうか?