昨日MAKIKYUは所用で都心を経由し、小田急沿線の某所へ出向いていましたが、その際に利用した千代田線で遭遇した車両が今日取り上げる209系1000番台です。
この車両は90年代末期に10両2編成(20両)だけが製造された少数派車両で、常磐線各駅停車と直通運転を行っている地下鉄千代田線を走っていますが、この区間は東京メトロ車両も多数(千代田線内では更に小田急車両も)走っている上に、JR車両も大多数は203系と呼ばれる国鉄末期に製造された車両(中には207系900番台という、この車両を凌ぐ超希少車両もあるのですが…)ですので、この車両は遭遇する機会が少なく、月に数度は千代田線や常磐線各駅停車を利用するMAKIKYUでも忘れた頃にやって来るという有様です。
そのため千代田線に乗車した時は注目すべき車両の一つで、地下鉄乗り入れ基準に対応する為の前面右側にある非常用貫通路や、一部車両の故障発生時にも容易に対応可能できる様に電動車(モーター付き車両)の比率を増やしたりしているのが特徴で、電動車比率が高い事から加速度は他路線で使用している209系より高く設定されており、走行音を聞くだけでもその違いを感じられる程です。
ただ内装はグレー系化粧板や青色モケット座席などの寒色系+着色ガラスという有様で、これは首都圏他路線で走っている209系の大半と代わり映えがせず随分質素に感じられ、特に地下鉄線内走行中は非常に重苦しい感じが否めませんし、千代田線~常磐線各駅停車で使用される東京メトロ車両は多少古い車両でも内装が更新工事などでかなり高級感を感じるものも数多く存在する状況ですので、MAKIKYUとしては新型で希少な車両の割には遭遇した際の有り難味は余り感じられない気がします。
またこの車両が地下鉄線内に乗り入れる際は、行先と共に「千代田線直通 各駅停車」という表記が交互にLED表示の行先表示機に表示されますが、千代田線内で「千代田線直通」という表示は非常に奇妙に感じられますし、LEDのプログラム変更程度ならさほどコストもかからないと思いますので、これは「千代田線」と表記するか、さもなければ地下鉄線内ではこの様な奇妙な表示は止めて行先表示のみにして頂きたいものです。
(この様な表示は東西線直通のJR車両でも同様で、こちらもいい加減改善して欲しいものです)
「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も、頻繁にこの車両に乗車するという方は余り居られないかと思いますが、何度か乗車した事が…という方は結構居られるかと思います。
乗車された方がこの車両をどの様に感じられるかは千差万別かと思いますが、皆様もこの車両に乗車された際の感想や見解などがありましたら、是非コメントもどうぞ。