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千葉中央バス~数ある千葉を名乗る京成グループバス事業者の一つ

2007-02-14 | バス[首都圏]

現在不本意ながらも首都圏の辺境・北総監獄(千葉ニュータウン)に幽閉されているMAKIKYUですが、北総監獄という土地は俗に言う「千葉都民」が多い所で、神奈川県生まれのMAKIKYUも地元意識は極めて希薄な千葉都民の一員(と少なくとも自身では思っています)ですので、県庁のある千葉市へ行く事は余りないのですが、昨日は所用で千葉市内へ行く機会があり、その際には市内で千葉中央バスの路線バスに乗車する機会が有りましたので、今日はこの千葉中央バスについて取り上げたいと思います。

現在千葉市内を走るバス事業者は、県内で多数勢力を誇る京成グループの事業者が主体で、この他に小湊鉄道と幾つかの小規模事業者が路線バスを運行する構図になっていますが、京成グループの事業者は京成バス(京成電鉄のバス部門を分社化)をはじめ、「千葉・ちば」を名乗る事業者が多数存在する事が特徴です。

この千葉を名乗る会社の中には、千葉中央バス、千葉内陸バス、千葉海浜交通といったグループ会社や、ちばフラワーバス、ちばシティバスといった京成分社(他に千葉シーサイドバスという事業者があり幕張周辺を運行していますが、これは東洋バスの分社で京成グループとは無関係です)がありますが、これらの特徴としてグループ会社は漢字で「千葉」を名乗り、分社はひらがなで「ちば」を名乗っている事が挙げられます。(これは千葉市内を運行しておらず、佐倉市に拠点を置くちばグリーンバスや、「北総監獄から拡がる虹色網」とHPで謳っている某虹バスにも当てはまります)

これらの会社が運行するバスは皆、首都圏各地で通用する「バス共通カード」が通用しますので、乗車券類の扱いなどはさほど厄介ではなく、また様々な塗装のバスが街中を走り回る姿は彩り豊かで趣味的にも面白いのですが、事情を知らずに他所から千葉市内へやって来た方の中には似た様な名前のバス会社が色々あって紛らわしく分かり難い事もある様ですので、運行地域を連想し難い社名を次々と連発する状況は一考の余地ありかもしれません。

ちなみに今日取り上げる千葉中央バスはこういった紛らわしい「千葉」を名乗る事業者の一つで、千葉駅を拠点に市内南部へ向かう路線を中心に、一部は大網辺りでも路線を運行している会社ですが、車両は専らいすゞ製を使用しており、そのためか車両のバラエティという点では今一歩で、また写真の様に千葉市内の中心部でも中型車両を多数見かける事も特徴です。
(勿論大型もそれなりに走っており、MAKIKYUはこちらを選んで乗車しましたが…)

こういった事もあって、小湊鉄道との競合区間ではどちらかというと小湊の方を選んで乗車する傾向(古めの車両は床が板張り・それも富士7Eボディで国産4メーカー取り揃えというのはなかなか魅力的で…ただ最近はこの車両を千葉市内で見かける機会が減少し、多くが房総方面へ転用されています)があるためか、今までに乗車したのは指の数にも…という状況ですが、千葉中央バスの方はバス共通カードで乗車可能というメリットがありますので、競合路線でどちらを選ぶかは好みが分かれる所です。(小湊鉄道バスではバス共通カードは使用できませんので要注意です)

また千葉中央バスの中では比較的利用価値が高い路線であるとMAKIKYUは感じる路線としては、昨日はMAKIKYUが小湊のバスを狙ったものの、なかなか目当ての獲物が現れずに千葉中央バスを選んで乗車した県庁前~千葉駅間(多数の系統が錯綜し、現金のみ100円で頻発しています)や、市内南部を走る鎌取~ちはら台間の路線(どちらも小湊との競合路線ですが…)などが挙げられます。

ただこういったバス路線は盛況な反面、千葉市内で競合する鉄道路線は芳しくなく…といった感があり、千葉都市モノレールの千葉~県庁前間や京成千原線(旧千葉急行)は政令指定都市の都市型鉄道としては凄惨ともいえる状況(どちらも一度乗車しただけでウンザリ)ですし、また千葉市以外でも「MAKIKYUのページ」で時折惨状を取り上げ、高額運賃で悪評名高い北総監獄を走る「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)や、その10km程南側を走る地下鉄東西線直通の某高速鉄道など、千葉県が絡んだ鉄道はどれも問題ありで、何故首都圏では千葉県ばかりにこういったモノが集中するのかと思うと、呆れてしまうのはMAKIKYUだけでしょうか?