9月30日(水)、夜8時から、AXNミステリーで、アガサ・クリスティの “ミス・マープル” をやっていた。マープル役は、ジェラルディン・マクイーワン。
「牧師館の殺人」というやつで、ミス・マープルが登場する最初の作品だそうだ。
メインの犯罪と謎解きは何ということはなかったというか、いつも通りのマープルの独壇場と言うしかないが、伏線のなかで、第二次大戦中のフランス・レジスタンスを支援するイギリス軍人の裏切りや、治安判事を務める田郷紳士(?)の誤判のエピソードが出てきたり、イギリスの検死法廷(陪審ではなく検死官の単独審理だった)が出てきたり、と挿話の部分は面白かった。
マープルの敵役というか引き立て役のスラック警部を演じているのが、若き日のアラン・バンクスだった(上の写真)。ネットで調べると、スティーブン・トンプキンソンというらしい。
たまたま見たのが、マープルものの第1話だったので、ミス・マープルがなぜ「ミス」なのかや、舞台となっている「セント・メアリ・ミード村」の概略を知ることができた。
2020年9月30日 記