チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

電柱の上のカラスのお家

2018年04月23日 | 

曇、18度、85%

 香港で朝目が覚めると、亜熱帯の鳥たちの鳴き声が聞こえました。その声が香港島の山に跳ね返って響きながら心地よく聞こえました。日本の朝は、よほどの田舎でもない限りカラスの声で目が覚めます。カラスは早起きです。まだ暗いうちからゴミを漁っています。カラスの声を聞くと「日本に帰ってきたなあ。」と実感します。

 この1週間、朝から夕方までとても近いところでカラスの鳴き声が聞こえます。時折、カラス同士の喧嘩か羽が交わるような音まで耳に届きます。玄関前の電柱の上でカラスが喧嘩をしています。下から見上げると電柱の一番上には木の枝などが固まっているのが見えます。まさかのところに巣作りをしたようです。我が家の玄関の屋根から5メートルほどのところです。

 2階の窓から見ると、いつも一羽のカラスが巣にいます。母親でしょう、もう卵を温めているようです。時折、もう一羽が巣に戻ってきて何かを口渡ししています。 この写真にはカラスの夫婦が写っています。

 この電信柱は道の向かい側、電信柱の後ろは昼間だけ開いている病院の駐車場です。カラスの騒々しさや喧嘩なども迷惑を被るのは我が家だけです。裏庭を低空でカラスが飛ぶことも増えました。イチゴが色づいたら取られるかもしれないと今から心配です。電力会社に連絡すれば高いはしごで取り除いてくれると思います。でもせっかく目覚めた命たちが電柱の上にます。電気の送電に支障をきたさない限りこのままカラスのお家お様子を見守ろうと思います。

 下から見上げた時からもしかしてと思っていたのですが、カラスの巣は木の枝よりのワイヤーのハンガーの方が多く使われて出来ています。やはり都会のカラスです。あとどのくらい卵を温めるのかしら、カラスの雛が電柱の上で誕生するはずです。雛が孵ればますます親鳥たちの交戦が始まります。雛が無事巣立つまで、あと3ヶ月ほどでしょう。カラスも生き物、好きではありませんが雛の誕生を心待ちにしている私がいます。

 カラスには近寄らない方がいいと聞いています。この写真も2階から一眼レフに望遠をつけて撮りました。

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庭の鳥

2017年04月03日 | 

晴、6度、84%

 日本に戻ってきた2月の初旬、我が家の庭の梅の花が咲き始めていました。古い梅の木は伸び放題、その木に何羽いたでしょうか、ウグイスが群れていました。綺麗な声で鳴いていました。程なく引越しの荷物が着きました。荷解き、家の整理とゆっくりウグイスと梅を愛でる間も無く、梅は散りウグイスは庭から去って行きました。

 幹線道路も近い住宅街の一軒です。以前は木が鬱蒼と伸び放題の庭でした。今では残した木の数は少なくさっぱりと日差しが入ります。家の片付けがひと段落した頃のこと、座敷の雨戸を繰ると目の前の蹲に仲良く水を飲んでいるつがいの鳥を見つけます。鳩より小さく、スズメよりははるかに大きな鳥です。主人に尋ねると。「ムクドリだよ。」と教えてくれました。

 家の中から庭を見るのが楽しくなりました。ムクドリは座敷の方の庭にしか姿を見せません。スズメたちは居間の方の庭にもやって来て実が膨み始めたビワの木に留まっています。ムクドリと同じくらいの大きさの別のつがいもやってきます。長いこと人が住んでいなかったこの家です。鳥たちは好き勝手に庭で遊んでいたのかもしれません。人影には敏感に飛び去ります。ムクドリを見て以来、座敷の庭にパンをちぎって投げておきました。次に見るとすっかり無くなっています。かれこれひと月、庭の鳥たちは、朝雨戸が開いてしばらくすると、パンが撒かれていることを勉強したようです。パンを持ってガラス窓から外を見ると、高いマキの木の枝にムクドリのつがいが留まっています。私を待っているようです。

 蹲に面した縁側の椅子に座っているときは決して寄ってきません。私がいなくなると、蹲の水を飲み、撒いてあるパンを食べているようです。蹲に一羽しかムクドリがいないので探して見ると、マキの梢にもう一羽が留まっています。 葉陰の隠れています。昨日はたくさんのスズメとムクドリのつがい、別の鳥のつがいがパンをつついている姿を見ました。この庭の鳥たちも私に少しずつ慣れてくれると思います。緑と鳥と花と私の庭を作ります。

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