曇り、16度、83%
レンコンのお菓子と聞くと、なんだかレンコンの穴にあんこでも詰まったものを想像してしまいます。この西湖、実は、レンコンのお菓子です。京都のお料理屋さん、和久伝(伝は、古い字体なのですがうまく変換出来ません。)の食後のお菓子です。京都からのお土産で頂きました。
青笹に包まれたレンコンのお菓子、レンコンのでんぷんと和三盆の甘みで出来た、つるんとしたお菓子です。和三盆特有の香りが口に拡がります。くせの無い甘さは、和三盆ならでは。のど越しも楽しいのですが、一番のお楽しみは、この青笹の香りです。ここ香港でも、笹に包まれた食べ物がありますが、まだ青々としている笹と、乾燥した笹では、香りが数段違います。和久伝では一年中、この西湖を作っているそうです。笹の調達はどうしているのかな?などと考えてしまいます。
最近、東京の方からも和久伝のお土産を頂きます。デパートの地下にコーナーが出来ています。もちろん西湖もあります。お姉さんに聞くと、朝一番に京都から届くのだそうです。
美味しいお茶を入れて、西湖を一口で。いけません、下から熱いまなざしが。モモさんにも少しあげました。味わって食べてよ。笹を洗おうと席を立って振り返ると、 西湖ののっていたお盆をじっと見つめて、私の椅子に上がっています。