晴、5度、68%
3年ぶりに日本に帰って来た主人に日本らしい食べ物をと思います。七日の昨日、「七草がゆ」を用意しました。主人が「七草がゆ」を口にするのは7、8年ぶりかもしれません。主人の会社のある香港は新年の後に来る「春節」つまり「旧正月」に長い休みがあります。新年は元旦のみ祝日です。正月過ぎて「春節」に帰国することが多かったのです。
一人の正月七日はいつも庭の草をとって「七草粥」に見立てました。売っている「七草」はお高いと思います。今年は奮発して「七草」を買いました。 中身はちょっぴり、がっかりしたことに幾度数えても5種類の七草でした。しかも香りが全くありません。「七草農家」があると聞いたことがあります。農家の方には申し訳ないけど、ちゃんと7種類入れて欲しい。そこで、冷蔵庫にあった三つ葉を最後にいっぱい散らしました。大きな土鍋て炊いた「七草がゆ」は蓋を取ると三つ葉の香りが立ち上りました。「七草がゆ」はお正月疲れした胃腸を休めるものだそうです。青物の精気をもらって体を整えます。
私自身、主人の帰国以来、度重なる重い食事に胃がいつもどんよりしていました。昨晩は夕飯をうんと軽く済ませました。今朝はいつものように快適な目覚めです。 「七草がゆ」のおかげもあります。日本の暦の適切な計らいです。
来年の「七草がゆ」やはり庭の草たちを摘もうと思います。