チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

やっと巡り合った中華料理

2023年01月16日 | お外の食事

雨、9度、78%

 香港に30年住みました。中国各地の美味しいものをたくさん食べる機会がありました。一時帰国する日本の中華料理はどこか口に馴染まないものでした。ですから「日本の中華」と呼んでいます。この3年、主人のいる香港に私も行くことができませんでした。中国の中華料理にどれだけ恋い焦がれたことか、自分でその味をと思うこともありました。3年ぶりに帰国する主人に「帰ったら、中華料理を食べに連れていって。」と頼んでありました。

 近場の小さな中華料理屋さんを主人が予約して来ました。実は私も昨年から良さそうと思っていたお店です。主人は通りがかりに店の店主と立ち話をして予約したそうです。小さな間口に席数の少ない店内、日本酒や焼酎の数は目に見張ります。すでに予約で一杯でした。

 まずメニューを見た私、驚きます。日本に帰って以来こんなに品数の多いメニューは初めてです。ホテルの中華料理ですらさっと目を通せるだけの品数にいつもがっかりしていました。中華って合わせるもので幾種類もの皿が作れるものだと思っています。「羊」「ヤギ」のメニューもあります。

 初めてのお店ですから、用心して普通のものを注文しました。 「くらげの前菜」に始まりました。クラゲの下は山クラゲです。クラゲの身の厚さ、切りかたも口当たり十分です。 「海老と銀杏、百合根の炒め物」取り合わせの季節感、薄味ながら奥のある味わい火の通し方に感心しました。 「鶏のオイスターソース」キノコが多くあしらわれていますが、鶏もキノコも脂っぽくなくギリギリで火を止めているのを感じます。「羊のサテイソース」、「サテイソース」を使う料理があるのにも驚きました。海南島辺りの料理になるのでしょうか。野菜の切り口も大きさも彩りも気の配られ方を感じます。見出し写真です。

 最後に「エビシュウマイ」を注文しました。 私はお腹いっぱいで食べませんでした。主人はちょっと首を傾げていました。

 久々に中華らしい中華を堪能しました。ご主人一人で切り盛りする小さな中華料理屋さんです。ご主人は大柄なふくよかな方です。研究熱心な方と見受けました。最後に美味しかったとご挨拶をすると、私にお土産を持たせてくださいました。もうすぐ中国は「春節」です。「大根餅です、召しがってください。」

 味も量も目も舌も心もお腹もいっぱいです。私たち夫婦、通い出したら通い詰めます。主人が香港に戻る前に今一度訪れるつもりです。

コメント
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