晴、5度、58%
三月の尽きる日、福岡は半日雨が降りました。降りはじめは暖かな雨でした。雨が上がると急に寒さが戻ってきました。庭には新芽がついたもの、花が咲き始ているもの春の気配の中、この雨は恵みの雨です。雨の後はぐっと大きく育ちます。
雨の後、庭におりました、葉の緑、花の色が雨に洗われて際立つように綺麗に見えます。しかも雨滴がその様子を一層おしゃれにしてくれます。冬には見ることのない光景です。 開き始た「シンビジューム」花の向こうの蕾に雨の跡が見られます。 「クモマグサ」の花茎にはまるでネックレスのような雨滴です。小さな「セダム」にも雨は優しく跡を残します。 スズランのような「ブルーベリー」の花、 小さな花一つ一つに今にも落ちそうな雨雫。 今年はたくさんの蕾をつけてくれた「キバナカタクリ」です。濃い緑の葉に雨水が丸々と花姿とは対照的です。 今から初夏にかけてこの蔓草が地面を覆います。 葉の形も花姿も小さいながら見ていて飽きません。薄紫の花が緑に見え隠れする様子が庭一面になります。小さいのにしっかり雨を湛えています。
小さな蕾がぷっくりと開いた「花蘇芳」印象的な花色に見え隠れする雨の粒の美しさ。今からは雨のあとの庭をこうして見て回るのが楽しみの一つになります。夏の雨は土の匂いを醸し出します。季節の移ろいを待つ春の雨です。
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