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晴、29度、79%
「プルメリア」が咲きました。数年ぶりの開花です。「プルメリア」はハワイのレイの花として日本では知られていますが、東南アジアでもよく見る花です。香港では街路樹にところどころに咲いています。木が高いので花姿は見れません。落花して初めて「プルメリア」だと気付きます。夏の花です。南の国のの強い日差しの中咲く「プルメリア」は甘い香りを持ちます。
アメリカの品種改良で花色がたくさん増えています。原種は白い花弁に花芯が黄色です。一重の柔らかな花びら、香港人は「ケイタンワ」と呼びます。「卵花」の意味です。亡くなったモモの好きな花でした。主人が朝の散歩で落ちている「プルメリア」を拾ってきます。主人の手のひらいっぱいの「プルメリア」を静かに匂うモモの姿が蘇ります。
今年は花芽がたくさんつきました。喜んで開花を待ちました。ところが先日の大雨と強風で枝の一本が折れ、花芽も落ちてしまいました。気が沈みました。それでも花を咲かせてくれました。
南方の植物「プルメリア」の冬越しは日本では基本屋内です。家に持ち込んでも落葉して裸木になります。春に葉が芽吹き始めるとその勢いに驚かされます。葉姿も美しい。
辺りに漂うほどの香りではありません。花にそっと近づいて香りを胸に収めます。モモの姿を思い浮かべながら。
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