大晦日の可愛いお客様

晴、4度、79％

　大晦日、可愛い犬のお客様を迎えました。遠路はるばるお越しです。お家を出て4日目、お父さんの運転する車でやって来てくれました。前々に知らせてくれればいいのに、年末だから拘束しないようにとの配慮でしょう。30日の夕方、インスタを見ていたら、下関を歩くこの子たちが出てきました。向こうには関門海峡も見えています。「海を渡ればすぐ福岡だよ。待ってるよ。」とメッセージを送りました。お父さんからは「もうすぐ、初の九州上陸です。」とお返事です。時間的に考えたらどうみても31日に我が家に来てくれそうです。

　31日のお昼前、我が家のチャイムがなりました。玄関の窓ガラス越しに茶色い日向ちゃんの影が映ります。日向ちゃんとこのお父さんには5、6年前一度軽井沢で会っています。あの時は桜ちゃんというパグさんも一緒でした。その数ヶ月前に黒パグのかりんちゃんを亡くしたばかりでした。かりんちゃんが逝った後のお父さんの落ち込み方は甚だしく、かりんちゃんに会いたかった私はもう一人の親しいパグ友人と共にこの一家に軽井沢で会いました。まだ雪が残る3月の初めでした。

　　日向ちゃんはちっとも変わりません。お父さんのお仕事中はお家でお留守番の二人は部屋の中の過ごし方も心得ています。初めての我が家にも普段通りです。ココさん、初めて犬のお友達に家の中で会いました。吠えることもなく、怖じることもなく、ただただ二人について回ります。お庭に出るとテンポが早く私の腕では写真が撮れません。かすみちゃんはココさんのあんかや毛布の上で早速休みます。ココさん、怒ったりしません。　こうして距離を置いて見ています。何か意思の疎通があるのかしら？そんな感じです。

　日向ちゃんが椅子の上にひょいと上る様子は、モモさんを思い出させました。ココさんにとっては驚きでしょう。　やはり距離を置いて見ています。ツーショットといっても、この距離感、難しい撮影です。

　お父さんは私の息子と同じ歳、本州の中央の町から二人を乗せての長旅です。旅慣れたこの一家、飄々と旅をしている姿がインスタでは見ることができます。日向ちゃんもかすみちゃんも構われることがあまり好きではありません。

　お昼には義母の用事が一つありました。短い時間でしたが、ココさんにとっては初めてのお客様、私にとっては久しぶりの再会で楽しい時間でした。この一家、4日にお家に戻るまでハウステンボス、湯布院を回るそうです。「またね。」と言って車を見送りました。

　訪ねてくださる方がいることは幸せなことだと思います。一年の締めくくりに、とっても嬉しいプレゼントをもらった気分です。今度は一度は行きたかった小諸の街を私が訪ねましょう。