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チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

デンマークのクロスステッチ

2011年05月11日 | クロスステッチ

晴れ、28度、85%

 

 パソコンの引っ越しなどで中断していた、クリスマスローズのステッチ、やっと仕上がりました。細かい目の麻布に、花糸という艶のない素朴な刺繍糸を使ってのクロスステッチです。クロスステッチは小学校のときに始めましたが、デンマークのこのクロスステッチは30年ほど前に、初めて刺しました。

 麻の布の感触、花糸の色合い、この二つに惹かれて刺し続けています。そしてもう一つ、私が刺すのは草花がほとんどですが、この図案はゲルダ ベングトソンというデンマークの人のものです。草花の図案は、いろいろな人がたくさん描いていますが、ゲルダさんのものはひと味違います。例えば、根まで図案に入っています。球根の部分があるのもあります。森でスケッチした自然の植物を図案のもとになさったと、何かで読みました。

 

 かわいい草花という表現では当てはまりません。かといって写実的でもなく、この麻布と花糸の色がそうさせているのかもしれません。ゲルダさんの図案はデンマークの人の生活をモチーフにしたものもあります。ゲルダさんのファンは世界中にたくさんです。

 図案を見ただけで、ゲルダさんのものだとわかります。そして、ゲルダさんの図案ばかり刺しています。デンマークロイヤルコペンハーゲンの食器のシリーズに、フローラダニカというのがあります。手書きのダニカのシリーズのように、ゲルダさんの描く花たちも、デンマークの花たちです。ご高齢で、10年ほど前になくなられました。最期まで、刺繍をなさっていたそうです。

 調子づいた私は、次の菊を刺し始めました。

  菊と言っても、日本の菊のようではありません。玉菊みたいな菊です。刺し始めたら、手が早い私です、寄り道しないで刺し続けましょう。

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サバ子

2011年05月10日 | 香港

晴れ、26度、88%

 

 香港に住んでいると、市場で季節感を感じることがありません。果物屋さんの店先は、世界中から集まった果物がいつも同じように並んでいます。強いて言えば、ドリアンがそろそろ顔を見せ、地元の山桃、地元のホンペイという木の実がそれに続いて店先に並びます。一年中、オレンジ、リンゴには事欠きません。

 野菜だって同じです、以前はほうれん草は夏になるとありませんでした。それと入れ替わりに通心菜がでてきました。今では、年中あるほうれん草です。

 魚も魚屋さんに並ぶものは、冷凍物ではないので年中同じ顔ぶれです。春先から夏にかけての桜鯛、甘鯛は春が来たと感じさせてくれます。香港では、いわし、さんまは魚屋で見たことがありません。あじは、ゼイゴが付いているのでそれとわかるのですが、鯛のような姿をしています。サバ、カツオは時々、あがっているのですが、なんとパサパサで、おいしくありません。

 5月に入ると、店先にでてくるのがこのサバ子です。長さ10センチ足らず。日に日に成長します。私は、この出始めのサバ子が大好きです。これよりちょっとでも大きくなったら、おいしいとは思いません。そしていつも決まって、

 

 南蛮漬け。 タマネギの薄切りもたっぷりと添えて。

 家人は、魚の子供を捕ることに反対です。海の資源を考えてのことです。だから、この南蛮漬けを食べるときは、家人は悲しい顔をしています。私も、大好きですが、いつかきっと、魚の子供を食べない日が来ると思います。

   それまで、私の5月のお楽しみ。

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めがね

2011年05月09日 | 日々のこと

晴れ、25度、90%

 

 先週めがねを作ってもらいました。家人が新しく買い替えるとき、一緒にめがね屋さんに行きました。ついでに私も作ってもらうことになりました。家人は、どうも初めからそのつもりで私を連れて行ったようです。

 針に糸も通せます、本を読むのにもまだ不自由していません。それでも、以前に比べたら、ずっと視力は落ちています。一番度の低いもので十分ということ、確かに間近で見る文字ははっきりしています。普通の距離に新聞をおくと、目が痛くて、字がぼやけます。いつもかけなくていいですよ。とのめがね屋さんの言葉を思い出して、ケースに入れたままでした。

 

 中断していた刺繍を、おとといからやり始めました。おとといは、きれいに見えていた布の目が、昨日はぼんやりしています。少し曇りがちな天気です。私の目も疲れているのかもしれません。そこで、作ってもらっためがねを出してきました。ワー、驚くほどきれいに見えます。刺す手も、リズミカルに進みます。ところが、手元にある針箱に目を移したとたん、目にすごい痛みが走って、ぼーっとします。まして、テレビなど見たら大事です。

 

  この細かい麻の布目は、しっかり見えるのに、少し距離が出ると目がついていきません。めがね屋さんのアドバイス通りに、鼻の頭にめがねをのせて使っています。まだまだ,慣れるのに時間がかかりそうです。

 

     慣れないせいか、首が凝り固まってしまいました。でも、刺すスピードが上がったようです。後一息で終わります。

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milk tooth box

2011年05月08日 | 日々のこと

晴れ、26度、90%

 

 香港にも、ダイソーの$10ショップなるものがあります。先日私が行ったのは、香港島トンローワンにある$10ショップ、とにかく家賃の高い香港です、しかもトンローワン、狭い店に山積みの商品。お客さんもたくさんです。私が目指すは、ハーブの肥料。しその葉に斑が入っているのです。場所が分からず、うろうろ、きょろきょろ。

 なんでこんなに小さなものが、急に目に入ったのか、どうしてもわかりません。直径1.5センチ高さ2センチほどの小さな入れ物。

 

 

 このウサギの顔が私を呼んだのかもしれません。milk tooth box?そうです!乳歯を入れるもの。というか、取って置く入れ物だそうです。絵の種類は、5種類ほど。透明な袋にはいいていて、中身を取り出すことはできません。マー、いいか。$10だもんね。と思い、迷わずに2つ選びました。私は子供は一人しかいません。でも、2人(?)分の乳歯を持っているのです。 

 帰りのミニバスの中で早速包みを開けてみました。蓋がきちんと閉まりませんが、ちゃんと木でできています。ダイソーのものはプラスチックのものが多いので、心配だったのです。

 家に帰り、何をさておいてもまず、この二つに乳歯をしまいました。今まで、小さな瓶やビニールの袋に入れてあったものです。

 ウサギの方には、息子の乳歯。そして、

 

  このお猿のには、そうです!パグ犬モモの乳歯を入れました。パグ犬モモ、私が初めて家の中で飼った犬です。歯が生え変わる頃、あちこちの家具をかみました。あるとき、木屑かと思っていたものの中に、小さなパグ犬モモの乳歯を発見!今まで、庭で飼っていた犬たちも、こうしてどこかに乳歯を落としていたでしょうに、気がつきませんでした。

  パグ犬モモの乳歯です。蓋の締まりがよくありませんが、収まるところに収まってくれたようで、なんだかほっとしています。

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ミモザ

2011年05月07日 | 

 晴れ、26度、87%

 

 ミモザの花が咲き始めました。アカシアとも言いますね。どちらの呼び方も好きです。香港では、台湾相想という、これまたきれいな名前で呼ばれています。香港では、ミモザは外来種なのです。

 

  葉陰に、直径5ミリほどの小さな花がミッシリと付きます。遠くからミモザの木を見ると、黄土色の地味な様子にしか見えません。ところが、辺り一面、ホワーッと花の香りが漂っています。漂うというより、香りの空気があたりを覆ているような感じです。

  高さも高く、大きな木に成長します。春咲きが本来ですが、香港では秋の終わりに日当りのいい木はもう一度花をつけます。7.8年前の大きな台風のとき、山の木も、町の街路樹も根元からなぎ倒されたことがありました。ほんとに、山も町も惨い姿になってしまったのです。その中で、不思議とこの台湾からやってきたミモザの木は、しっかりと立っていました。後で、新聞で読んだことですが、根を横に大きく張るミモザは、風に強いということでした。

 この小さな花を砂糖漬けにして、ケーキの飾りにと考えた欧米人の気持ちもわかるように思います。きっと、香りも一緒に閉じ込めようと思ったのではないでしょうか。

  毎朝、大きなミモザが4本並ぶ下を走ります。もうすぐ来るぞ、と思いながら、ミモザの香りの中を走り抜けます。幸せの一瞬です。

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柏餅

2011年05月06日 | 菓子

曇り、25度、93%

 

 家人が、日本に出張のとき、やっと見つけて買ってきてくれた柏の葉。なんと100枚あります。

  100個の柏餅を作るということは3年くらいかかるでしょうから、大切に湿気をさけて保管しなくてはなりません。

 和菓子作りは、まだまだ駆け出しの私です。柏餅は初めて作ります。

 桜餅より簡単と思ったのは大間違いでした。中の餅の形を作るのに一苦労。何事も、甘く見てはいけません。食べてみて思ったこと、餅の形作りが難しいのも、餅の堅さがつかめていないからです。歯ごたえがあるほどの固さなので、形が作りにくいのです。

 餅の大きさとあんのバランスもよくありません。その上、柏の葉をゆですぎたのか、あの柏の香りが薄くなっています。

 パン作りも、洋菓子も、一人出始めたので、失敗にはめげません。ただ、あまり出来がよくないものは一人で食べることになります。3食、柏餅。

 ここで、柏の葉が山ほどあることに気がつき感謝。いくらでも、作ってみることができます。

    柔らかな、柏餅、次回が楽しみです。

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小さな兜

2011年05月05日 | 日々のこと

曇り、23度、94%

 

 手のひらにのる小さな兜、博多人形を作る人の作品、焼き物です。

20数年前、香港に引っ越ししてくるおり、まさかこんなに永くこの地にいることになるとは考えていませんでした。我家には一人だけ、もう30をこす息子がいます。彼が、10歳前に香港にやってきました。男の子ですから、初節句には、大きな兜を家人の実家より贈られました。一畳の床の間に映えるほどの大きいものです。

 先に香港に入った家人から、まず、犬はつれて来れない、次に、住宅スペースがあまり広くないので荷物を考えるようにとの連絡です。息子のための本や生活道具が優先して、大きな兜は私の実家においてきました。それでも節句は祝いたいと思い、兜はこの小さいもの、おひな様は貝の合わせ雛を荷物に入れました。

 子供の成長を願う節句に、この小さな兜は、小さいのにしっかりと存在感を持って我家に収まっています。きっと今は東京にいる我が息子、この小さな兜も、実家にある大きな兜もあまり記憶にないのではないでしょうか。それでも、母親の私は、元気でいますようにと、毎年兜をかざります。

 

      

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鰹節

2011年05月04日 | 日々のこと

小雨、25度、89%

 

 4月に日本に帰ったおり、鰹節を買って帰ってきました。香港でも、削った鰹節を袋に入れたものは、どの日系のスパーでも必ず手に入ります。昆布、だしじゃこは売っていないところもありますが。ある日系のスーパーの一つがオープンしたばかりの頃は、それこそ鰹節までおいてくれていました。ところが需要がないのでしょう、いつの間にか姿を消してしまいました。それ以来我家でも、袋入りの鰹節を買っていました。袋の気密度がいいせいか、香りも長持ちします。すっかり、鰹節を削ることなんて忘れていた私です。

 日本で、デパートの地下街を通り抜けていたときのこと、ちらっと、目に入ったのが鰹節。急いでいたのですが、立ち止まり、フムフムと品定め。たった一種類しかありません。選択の余地なし。

 東京にいた頃は、築地まで電車で一本でしたので、1時間かかるのも顧みず、場外市場に買い出しに出かけました。あそこの、鰹節屋は、ずらっと並んだ、たくさんの種類の鰹節があったことを思い出します。とりあえず、使いかけのお節を使ってしまって。

 

  久しぶりに出してきた削り機。何年もご無沙汰していました。

 あれ?どうやって削るんだっけ?忘れています。刃の長さの調整なんか、もうすっかり記憶の向こうです。とりあえず、ゲリゲリと。

  なかなか感覚が戻ってきません。マー、そのうち慣れてくるでしょう。

 

  おそばが大好きな家人のおつゆに欠かせない鰹節です。

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オレンジ色のトマト

2011年05月03日 | 日々のこと

曇り、26度、83%

 

 オランダからやってきたオレンジ色のトマトです。香港で、おいしい生のトマトを食べようと思うと、日本のものかオランダのものになります。最近では、有機栽培の地元のトマトもおいしくはなってきました。

 香港人というか中国人は、あまり生の野菜を食べません。炒めたり、スープにしたりします。そのせいであのトマトの甘さは、あまり必要ない訳です。

 20数年前の香港、日本のトマトなんてほとんど売られていませんでした。オランダのビーフトマトが唯一生でおいしいトマトでした。しかも、限られたスーパーにしか売っていませんでした。今でも、香港島セントラルの市場で、売っている店は2.3軒でしょうか。スーパーではどこでも手に入るようになりました。

 オランダからのトマト4.5種類あります。大きな赤いトマト、ブラックトマト、オレンジトマト、小振りなトマトが2種類。いつもは、日本のミニトマトの3倍くらいの小振りなトマトを買います。一番甘く感じるからです。でも、今日はこのオレンジトマトが元気よく箱から顔を出していて、私を呼んでいます。迷わず、

  取り上げました。つやつやです。

  まだ売れきっていない普通のトマトのようですが、酸っぱくはありません。こういう私も、トマトと卵炒めを作るときは、地元の普通のトマトを買います。お値段にして、オランダのトマトの10分の一です。生で食べると、昔、小さいときに食べたトマトの味がします。

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朝顔が

2011年05月02日 | 香港

 曇り、26度、88%

 

 車に乗っての移動も好きですが、同じくらい歩くのが好きです。歩くと、いろいろなものに出会えます。このどんよりとした天気でも、毎朝走る道や、月一度の山登りの道は、山肌の土のにおいがします。舗装された尽くしたところで生きていると、土の湿ったにおいほど、懐かしいものはありません。

 

 昨日、山の頂上から見た九龍サイドです。 

 雲の切れ目から今一番香港で高いIWCが雲間から,その向こうに山の頂上が見えます。

 山道には、朝顔が咲いていました。

 

  黄色いひものような花、何でしょうか?

  この白い花もなんだかわかりません。

 足元には、 豆科のエンドウのような花,もう豆をつけてます。

 歩くと、花だけでなく、犬にも人にも出会えます。

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