チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

タケノコと九条ネギの伊府麺

2023年04月10日 | 昨日のお昼ご飯

晴、11度、75%

 毎年、掘り立てのタケノコをいただきます。掘ったのを湯がいて、皮付きのままのタケノコも添えて送ってくださいます。 届いた晩はトッペンの柔らかいところをお刺身でいただきました。お昼には一緒に荷物に入っていた柔らかな「九条ネギ」を合わせて、伊府麺を作りました。先日主人の土産の「伊府麺」です。 卵を練り込んだ麺を一度揚げてある中国南方の麺です。柔らかな甘みが特徴、スープでも炒めても食べれます。

 私は炒めた「伊府麺」が好きです。一度麺の油抜きをします。お湯に浮かべているのをみていたら「伊府麺」はインスタントラーメンの麺に似てるなと思いました。40年食べているのにこの類似性に気づいたのは昨日が初めてでした。味付けはさっぱりと「オイスターソース」だけです。「九条ネギ」はエシャロッロのように生で食べても美味しいので、最後に加えます。「伊府麺」自体ほんのり甘いのでタケノコに味が染みるのを待ちます。

 歯ごたえのあるタケノコ、春の味覚です。冷蔵庫にあった椎茸もオイスターソースを吸っていいお味、シャッキとした「九条ネギ」は甘みがあります。スーパーで売ってる「伊府麺」は持ち運び便利ですが、お味は今ひとつ、それでも私には美味しい一皿でした。

 友人から主人から私を思っての贈り物でこさえる料理は食べる幸せだけでなく心も幸せにしてくれます。春の陽だまりの中「ごちそうさまでした。」

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ココナッツ、生クリームのケーキ

2023年04月09日 | おやつ

晴、8度、62%

 年末からこちら、私の誕生日にケーキを作った以外お菓子を焼いていませんでした。こんなこと滅多にありません。1月には小さな焼き菓子用にとバルミューダの「オーブンレンジ」を買いました。2月にはイケアで小型の菓子型を見つけ買ってあったのに、どちらも使わないままでした。

 料理に使った生クリームが残ってしまいました。どう使おうかな?残ったクリームをボールに明けて、使い道を考えました。ケーキを焼こうと思います。生クリームを使うとしっとりするはず、でも量が結構あります。出してあったバター、卵を冷蔵庫に戻しました。「生クリームと粉だけで何かできないかな?」粉だけだとべったりしたお菓子になります。そこで、まず、生クリームを固めに泡立てました。小麦粉を少し入れて次に入れたのは、「ココンッツファイン」です。「ココナッツファイン」はココナッツの白い部分を細くしたものです。歯に触るの食感と香りが良く、小麦粉のように水分を吸うわけではありません。硬さを出すために小麦粉よりたくさん入れました。

  予熱なしでもオーブンとして使えるそうです。温度の上昇が早く狭い庫内だからできることです。イケアの小さな菓子型は細かい凹凸が入っています。170度に設定、さあどんな菓子が焼けるやら?

 残り物の処理、菓子型の試し焼き、小さなオーブンの試用、私の台所仕事はいつもこんな感じです。水分の多い焼き菓子はもっと低い温度で長く焼くのがいいのですが、170度以下にはなりません。15分焼いて、そのまま庫内に置きました。上火に近いため、焦げができています。冷めてから、 型から外しました。凹凸が良く出ています。ココナッツのいい香りです。材料は「ココナッツファイン」「小麦粉」」「砂糖」「生クリーム」生地は硬さを見ながら作ります。

 「ココナッツファイン」は私の数十年の定番クッキーのために常備しています。香港では「ココナッツファイン」を使ったパンやタルトがありました。飲茶には小さな大福の周りにまぶされて出てくることもあります。

 久しぶりのお菓子作り、創作菓子です。イケアの菓子型はよくできています。もう数個買い足そうと思います。ただ、バルミューダのオーブンレンジは上火の近さが菓子に焦げを作るので考えものです。クッキーのような高さのない菓子焼きにはいいかもしれません。専用天板がついていないので下火もが十分に伝わりません。バットを入れて次回はクッキーを焼きましょう。

 

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キャベツピラーを使ってみた!

2023年04月08日 | 身の回りのもの

晴、13度、66%

 キャベツの千切り、簡単なようで奥が深い、繊維に沿って千切りするときと、繊維に垂直に千切りするときとでは味も食感も違います。お店で出て来るようなふんわり薄い千切りを作るのもこれまた難しい。キャベツの千切りを作る前は包丁を軽く研ぎ直します。それでも端っこは太くなったりして台所で口に放り込みます。

 台所のお助けグッズはたくさん出ていますが、場所をとるものはいりません。ある程度の値段のものの方がいい仕事をしてくれますが、びっくりするような高価なものもいりません。刃物屋さんをよく覗きます。包丁に始まってハサミ類が好きです。先日、「キャベツピラー」なるものがぶら下がっているのを見つけました。そういえば100円均一でも時折見かけます。普通の皮むきピラーの倍以上の大きさです。

 普通の皮むきピラーは一つ持っています。でも包丁で皮むきすることが多いと思います。引き出しからピラーを取り出すのが面倒です。手にしている包丁でやや分厚くてもそのまま皮をむきます。「おろしがねセット」は便利そうですが、あんなにたくさんのおろしがねは不要です。「キャベツピラー」迷いましたが、1000円台でしたので、買いました。

 2枚刄です。まるで髭剃りねと思います。春キャベツではなくかた巻きのキャベツが向いていると書かれています。包丁で千切りするときも春キャベツはゴワゴワと扱い難いものです。丸のままでなく半切りなどにしたその断面にピラーを当てて千切りを作ります。大きな「キャベツピラー」をひと掻き、軽やかに千切りができました。面白いので、必要以上にシュルシュルと千切りを作ってしまいました。

 驚きの楽チン、軽い千切りはいくらでも食べれます。包丁で作る千切りはうまくできれば自慢したくなりますが、下手な時はがっかりです。この「キャベツピラー」は常時同じ仕事をしてくれます。小さな皮むきピラーは刃の間に皮が挟まることがありますが、この「キャベツピラー」はそんなこともありません。2枚刄だからかしら?

 これぞお助けグッズ!手慣れた包丁も年齢とともに重たくなりました。シュルシュルっと今日もまた千切りを作ります。

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義母、骨のレントゲン写真

2023年04月07日 | 義母とのこと

雨、13度、94%

 骨折を用心しての入院を経て、退院後初の検査に行きました。施設の大きな車に車椅子ごと乗せてもらい連れて行きます。私の車で連れて行っていた頃に比べて楽になりました。義母も私も楽になりました。足腰の力が年齢とともになくなります。その義母を支える私も四苦八苦でした。

 予約していましたが、待合室で長く待たされました。おかげでたくさん話しができました。二人だけですから人には聞かれたくないことも話せます。義母には家の売却の話はしていません。悲しみます。希望の灯が消えてしまうように思います。

 義母の話、施設の入居者で嫌いな人がいたそうです。その人がいなくなって、清々したと言います。二人で大笑い。施設の職員さんはみんな優しいと言います。よかった、この施設で良かったと思います。

 診察前レントゲン撮影、それを済ませて先生と面談です。レントゲン写真を見た先生「もう大丈夫ですよ。」と義母に声をかけてくれました。数ヶ月後にまた検査に来る約束をして待合室に戻りました。

 最近思うことがあります。義母は人が話しかけてもその方を見ずに私を見ています。そして私が復唱するのを聞きます。そして私に答えます。香港にいる主人、仕事中の会社にいる息子ともLINEで話しましたが、初めは画面を見ているのに、受け答えは全て私の目を見ています。聞こえ辛いのかな?画面の向こうの人は身近に感じないせいかな?

 疲れが出ないうちに施設に連れて帰りました。「大丈夫」と言われても、骨折し易い状態なのは変わりません。一昨日の実家を閉める仕事から心身ともに疲れていた私は施設の玄関から帰りました。私にしては珍しく疲れが尾を引いています。帰りの車の中でふと思いました。帰国後この5年間、義母は幾度骨折したことでしょう。その診断のたびに、義母の横でレントゲン写真を見て来たのはこの私です。そう思うと、義母の面倒を見るように帰国したのだと、何かのお計らいを感じます。

 見出し写真は「真奈さんが来ましたよ。」と声をかける職員さんに振り返る義母です。年齢もわからなくなりました。主人と息子も区別がつきません。そんなこと構わない、家族みんな義母が長生きしてくれることを望んでいます。

 おかげさまで今朝起きると体の疲れが取れていると感じています。バナナを持って数日中に義母を訪ねましょう。

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大きな仕事をひとつ終えました。

2023年04月06日 | 日々のこと

雨、18度、93%

 主人は7年前、義父の死に伴い実家の家、土地を相続しました。残った義母はこの5年、入退院の繰り返しから今では老人施設で生活しています。たまに私が訪れるだけの空き家同然となりました。パンデミックで3年間帰国できなかった主人が戻って来たのは昨年末でした。その主人が年明けて急に実家の売却の話を私にしました。私の持ち物ではありません。主人の決断に任せるよりないと思いました。

 主人は香港に戻る前、売却のために複数の不動産屋と会い方向を固めていったようです。そうすることで自分の気持ちも次第に固めていったように、そばで私は見ていました。この売却が意外にも直ぐに決まりました。主人の希望価格通りです。私にとっては思わぬ展開になりました。事務的な対処は主人が香港からzoomなどを使ってやりとりします。実務をこなすのは私の役目です。売却に当たり解体整地が必要です。家の中は義母が住んでいた時のままでした。簡単な整理は今までもして来ましたが、私は義理の身の上ですからタンスを開けてりしないでいました。ところが今回はそうも出来ません。どこに何が仕舞われているかもわからない状態から私ができる範囲の整理を始めたのは1月の下旬、目処がついた段階で整理してもらう業者を選びました。

 私は自分の実家である今住んでいる家の改築時にも父母の残したものの整理をしました。潔く残すものはごく僅かにしました。その後頼んだ業者の仕事はあまりにも杜撰だった経験があります。捨てるものですが、手厚く扱って欲しかったと思っていました。

 昨日、荷物の運び出しが終わった確認のため、主人の実家に向かいました。搬出中、度々確認に訪れていました。いつ行っても足の踏み場がないような煩雑さはなく、整然と不用品が整理されていました。

 昨日は朝から雨でした。「行きたくない」という思いに拍車がかかります。重い心を抱えて主人の実家に着きました。業者より一足先に家を見て回りました。解体時に破棄されるものは残されていますが、埃も塵もなくきれいに片付けられていました。ガランとした家の真ん中に立ち、心がどんどん虚ろになりました。

 いい仕事をしてくださった業者の方に深くお礼を言って、先に帰ってもらいました。ライフラインの停止の手筈は整えてあります。電気のブレーカーを全て下ろしました。「まさか私がこの家の最後を看取ることになるとは。」この家に嫁いで来て45年になります。「まさか私が」この役目を担うとは思ってもいなかったことです。

 家に帰り、何も手がつけられないほど心身が消耗していました。雨を見ながら、ぼーっと座っていました。夕方主人から電話が入りました。主人の声を聞くと張り詰めていた気持ちが緩み、わっと泣き出してしまいました。本当に辛かった。

 解体に入ります。足繁く通い、その様子を見届けなくてはと思っています。そうすることが義父母への感謝だと思います。

 今日は何も知らない義母を退院後の診察に病院に連れて行きます。義母の顔を見て泣かないようにと今から心を固めています。いつも義父母が私を温かく迎えてくれた家でした。

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羽衣ジャスミンの香り

2023年04月05日 | 

曇、18度、70%

 帰国した年の春、散歩をしていると「ジャスミン」が香りました。辺りを見回してもどの花の匂いかわかりません。「ジャスミン」の香りは香港への思いを呼び起こします。幾度かその道を通るうちに、フェンスの白い小さな花が匂いの元だと知りました。名前を調べると、「羽衣ジャスミン」。早速翌日園芸店に出向きました。その年の新しい苗は売り切れでした。帰国後2年目の早春、「羽衣ジャスミン」を庭に植えました。

 私の思うように蔦を伸ばしてはくれませんが、白い小さな花を咲かせます。香港のジャスミンの数分の一の大きさです。甘い香りに変わりはありません。清涼感がある花の香り、目を閉じて香りを感じる深い花の香り、花の香りもいろいろです。ジャスミンは妖艶な香りです。

  「羽衣ジャスミン」の蕾はツンとトンがった濃い赤です。まだまだ香りません。この蕾が膨らみ始めると濃いピンクへと色が変わります。 そして開花します。開花始めは花弁の縁はピンクに染まっていますが、真っ白と変わります。真っ白になると香りは絶頂を迎えます。

 北庭の左右両面のフェンスに這わしています。表の道の方は日当たりの加減で伸びが悪い、裏の道に面している方は次々に蕾をつけます。裏の道は我が家より低いところにあるので、「羽衣ジャスミン」の香りを道行く人は気づきません。

 日が昇り始める頃、まだ冷たい空気の中で「羽衣ジャスミン」を胸いっぱい吸い込みます。思いは遠い香港です。

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坂本龍一さんがお亡くなりになりましたね。

2023年04月04日 | 思い出

曇、12度、70%

 坂本龍一さんが亡くなったのを知ったのは、朝一番に開けた主人からのメールでした。間も無く、息子からも同じ旨のメールが入りました。一家揃って好きだった音楽家でした。今年初めのテレビ出演で声も細く、痩せられた姿を見て胸が痛みました。昨日はBBCニュースでも一番に彼の亡くなったことを伝えていました。世界中のメディアが彼の死を悼んでいました。

 30年以上前、一度だけ坂本さん、奥さんの矢野さん、お嬢さんの美雨さんが歩いていらっしゃるのを香港で見かけました。思いの外の大柄な坂本さんでした。その時小学生の息子も一緒でした。息子に尋ねると、「覚えているよ。」と返事が返って来ました。よほど私が喜んだのだと思います。

 少し年齢が上な坂本さんですがほぼ同世代、YMOは息子が生まれた年にデビューです。そう思うと我が家の歴史と彼らの音楽が並行して思い出されます。レコード時代からの変遷、手元にあるのは2枚のCDだけです。息子はたくさんのレコードを持っているかもしれません。

 音作り、映像とのコラボレーション、新しいことに挑戦なさる度、時代が前に進んでいるのを教えてくれた方でした。ご冥福をお祈りします。

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チューリップのお花見弁当

2023年04月03日 | 昨日のお昼ご飯

晴、13度、74%

 風が強い日が続いています。気温も高めです。桜の花びらが道の脇に吹き寄せられています。我が家の庭のチューリプも花びらを落とすのはもう直ぐです。昨日の朝、「そういえば、今年は庭でお弁当を開いていないなぁ。」と気付きました。連日用事が入っています。ひと用事済ませて、急いで家に帰り「簡単花見お弁当」をこさえました。冷蔵庫にあるものだけ、作ったのは卵焼きだけです。

 チューリップの前に  布を敷きました。地面に座るに限ります。私が大忙しくているので、ココも興奮気味です。 「匂いますねぇ。」

私もお腹がペコペコです。 卵焼きに、うずら豆、椎茸のマリネ、生麩の残り物、 ご飯の上には頂き物の「紫蘇の実の塩漬け」ワカメの炒め物。 庭に座って、お弁当を広げて、それだけで楽しい。

 「モチノキ」の直ぐ横に座りました。根元には、 「タイツリソウ」がかわいく咲いてます。見上げると、新芽の吹き始めなので空が見えています。 真夏になると葉が茂り、いい木陰を作ります。

  ココには卵とうずら豆をあげました。まだ蚊が出て来ていません。この時期しか庭でゆっくりできません。蚊はいないけど、ミツバチがブンブンと花を飛び回っています。薔薇の花付きが心配です。薔薇の花見ができるのは5月に入ってからです。モッコウバラは開き始めました。次々と花が開きます。庭の手入れに時間が取れない毎日ですが、私にはお構いなく植物たちは生きてる証を見せてくれます。

 お弁当が済んで、またひと用事出かけます。お庭でご飯は、いい気分転換でした。「今度はいつかな?ココさん。」

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カタクリの花

2023年04月02日 | 

曇、13度、86%

 香港にいた頃、3月に入るとNHKワールドで番組と番組の間の短時間、日本の桜の景色が流れました。撮り溜めた各地の桜の風景、有名な場所ではなく身近な桜の風景が1日に幾度も流れました。海外に住んでいると桜の景色は心に沁みます。有名な桜の名所ではないばかりに、あの1、2分の映像に日本を強く思った方が多かったのではないかと思います。そして桜の景色と入れ替わりによく流れていたのが、里山の「カタクリ」の咲く風景でした。ハイキングに来た方達が「カタクリ」の群生を見上げています。紫の可憐な花が風に揺れる様を私も見入っていました。

 香港に渡る前「カタクリ」の花を見た記憶がありません。どこにでもある「カタクリ」の花かと思っていました。秋になって、春咲の球根が店に並び始めました。中に「カタクリ」と書かれた球根を見つけました。嬉しくて後先構わず買い求めました。翌春、庭の一角に咲いたのは黄色い「カタクリ」の花でした。

 日本の紫の「カタクリ」は奥まった林などに生えるのだそうです。家庭でも育てやすい「黄花カタクリ」は外来種でした。色は黄色ですが、花形は「カタクリ」と同じです。黄花の方がやや大きいと教えてくださる方がいました。それでも「カタクリ」が庭の片隅に咲いたと言うだけで、心温まりました。

 植えて5年目の今年、「黄花カタクリ」が咲きました。 群生とまでは行きませんが、蕾がいくつも見られます。柔らかな2枚葉の間から、細い蕾が伸びて来ます。今か今かと開花を待ち侘びます。

 群れて咲くまでには7、8年かかると聞いたことがあります。「カタクリ」の球根が地中で子分かれしている様を想像しながら、気長に増えるのを待ちましょう。クルッと巻いた花びらが風に揺れると、麗しい。

 

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卯月 カズラのテーブルクロス

2023年04月01日 | 日々のこと

晴、13度、72%

 暖かさと春らしい日差し、桜は満開です。月が変わり「卯月」になりました。身辺雑用が多く、今年はいつもの何倍も速く時間が過ぎるように思います。次々と片付けなければならないことが山積です。でも庭には緑も花々の色も戻ってきて、軽やかに時間が過ぎます。

 パッと見ると白っぽいテーブルクロスに架け替えました。大柄な「カズラ」の絵が描かれています。淡い色合いのクロスでも庭にある色のおかげで寂しさはありません。 ちょうど表の庭には「カズラ」が咲いています。 真冬からポツポツ咲き、早いものは赤い実をつけました。 鼻を寄せると芳香がします。ふた冬越した「カズラ」です。幼い苗が成長するのを見守るのが好きです。この夏、私の背丈を越すと思います。

 座敷のお軸も架け替えました。 藤原行成の歌です。字もののお軸を選ぶ時は、歌の内容ではなく表装の色合いで季節に合ったものを出してきます。行成好みの「升色紙」が薄いブルーなのが気に入っているお軸です。本来は「升」ですから正方形ですが、「升」を二つ並べた横長の「色紙」に歌が書かれています。外が明るくなると落ち着いた色を家の中には求めがちです。

モモのカレンダー、  6年前、成田に着いた時のモモです。この日から八十五日目にモモは逝きました。モモの命日が巡ってきます。モモのことを思う時、「卯月」は辛いと感じます。

 そして今まで私の唯一のピンクの持ち物だった時計のベルトに今日から替えます。 10月から半年間「ミッドナイトブルー」、4月から半年はこの「サンドピンク」です。

 今月も素早く過ぎて行きそうな気配です。庭仕事も増えました。水遣り開始の時期です。虫たちもウジョウジョ。庭ばかりでなく出事が多くゆっくりする間がなさそうです。庭からの花便りはまだまだ続きます。いい季節を満喫してください。

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