気ままに

大船での気ままな生活日誌

丸ビルのモアイ像

2007-09-19 11:22:27 | Weblog
東京、丸ビルに、あのイースター島のモアイ像がおいでになられているというので、表敬訪問してきました。モアイ像と言っても本物じゃなかっぺ、とバカにする人がいますが、”本物”ですよ。1991年にポリネシア系の島民グループが島の玄武岩を切り出し、祖先と同じ方法で彫刻し、運搬し、そして、ちゃんと魂入れの儀式まで済んでいるのです、本物と言ってもいいだべ?

ピースちゃん(このモアイ像の名前です、平和の使者とゆう意味が込められているのでしょう)は、丸ビル1Fの吹き抜けのロビーにデンと座っておられました。高さ3メートル、重さ6トンです(イースター島では、最大級のものは高さ20m、重さ140トンのもあるそうです)。ボクの体重が66.6キロ(目標)ですから、約100倍ですね、でもその割には脊がありませんね、百貫デブと言っていいでしょうね(いや6トンデブですね)。よくみると、お腹はボクとそっくり、メタボです。それに出べそです、子供の頃、喧嘩して負けると、悔し紛れに”ばかばかひゃっかんでぶ、おまえのかあちゃんでべそ”と言い返したものです。ピースちゃんは、きっと子供の喧嘩だけではなく、大人の喧嘩も自分の心に引き取り、納めてしまう、そんな大きな心をもっているようにみえました。

ピースちゃんは男か女か、気になりました。むかしから男は戦争、女は平和と相場が決まっていますから、”平和の使者”なら女性でしょうね。そう思って、改めて像をみますと、チチが小さいです。でも女性でもボインだけではない、ナインやコインはいくらでもいる、ノーミソがない分、そっちに回るのよとワイフが負け惜しみを言っていたこともあるし、決め手にはなりませんね。そういえば、我が国の仏像だって、ボインの江ノ島の弁天様みたいな例外はありますが、普通は男か女は判別しにくいですね。ピースちゃんも中性としておきましょう。

お顔を拝見しました。大きな眼が印象的です。茶川一郎(50代以上なら知っているはず、てなもんや三度笠やトンマ天狗など)のぎょろ目といってもいいでしょう。イースター島には現在も1000体以上のモアイ像が残っていますが、建造時にはみな、こうゆう目玉がついていたそうです。視線は、はるか遠くをみています。時空を越えたなにかを観ているようです。でもちょっと哀愁を漂わしている目が気になりました。

イースター島はむかし大きな椰子の木々が生い茂る、生き物たちの楽園でした。それが、巨大なモアイ像を作るようになってから、何世紀にも渡り、運搬用に木々を切り倒し、自然破壊が進みました。そして、狭い島内の資源をめぐり種族間の争いが絶えず、結果として島民のほとんどが消滅してしまったのでした。

ピースちゃんはそんな昔を思い出しているのかもしれません。もしかしたら、今の世界を嘆いているのかもしれません。この東京だって、江戸時代には世界一のグリーン都市だった、それが今は巨大な高層ビルで覆われている、ピースちゃんを呼んでくれた丸ビルだって、いってみれば巨大なモアイ像だ、もっと遠くをみれば、熱帯雨林でも、中国でも、アフリカでも恐ろしいほどの環境破壊が進行している、生き物たちが悲鳴をあげているのが聞こえないのかおバカさん。資源が少なくなれば、取り合いの戦争になるのがわからないのか、のーたりんのとんまてんぐ。

よくみると、ピースちゃんは、パッチリ目のほかに、立派な鼻と耳をもっています。でも、口はあるのか、ないのか分らないくらい印象がうすいのです。この世の中のことを、良く観、良く嗅ぎ、良く聴いているんですね、その結果、こんなレベルの低いやろうども(おんなどもも)には話しても無駄だ、バカは死ななきゃ直らないと、口をつぐんでいるんでしょうね。とほほのほ。









コメント
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