気ままに

大船での気ままな生活日誌

中秋の名月

2007-09-25 20:50:11 | Weblog
今夜は中秋の名月ですね。夕暮れに、ワイフが、お月さま出てるよ、と教えてくれました。東の空をみると、まん丸お月さまが。でもちょっと欠けてるかな。あさってが、本当の満月だそうですね。でも、お月見は旧暦の8月15日でないとね、十五夜お月さんでないとね。

もちろん、月見酒しましたよ。うちのベランダからよくみえますので、ときどきベランダに出て、月を眺めながら一杯。去年は確か、曇り空でした。でも、夜中に起きたら、突如、雲が晴れてきて名月がちらりと顔を出してくれました。とても嬉しかったです。

”月々に月みる月は多けれど月みる月はこの月の月”ですね。月というと、明恵上人を思い出します。西行法師が桜の詩人ならば、明恵上人は月の歌人と言われています。”あかあかや あかあかあかや あかあかや あかやあかあか あかあかや月”お月さまにぞっこん、そんな気持ちが良く出ていますね。また、季節は違いますが、”雲を出でて 我にともなう冬の月 風や身にしむ 雪や冷たき”。ひとり寂しく歩く夜道を、天を仰ぐと、お月さまがどこまでどこまでもついてきてくれる。お月さまが、大親友のようですね。

今日は一晩中、お月さまを観たいと思います。うまい具合に、歳なので、一晩で2,3度は目が覚めるんです、とほほのほ。いや、今晩にかぎっては、うふふのふですかね。


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英勝寺の彼岸花

2007-09-25 08:07:51 | Weblog
鎌倉駅西口から北鎌倉方面に15分ほど歩いた場所に鎌倉唯一の尼寺、浄土宗英勝寺があります。この寺は扇ヶ谷上杉家の重臣だった太田道灌の屋敷があった場所に建てられました。建てたのは、道灌四代目の孫の娘で、徳川家康の側室、お勝(かつ)の局です。家康が亡くなってから英勝院と号する尼さんになり、先祖の地に尼寺を建てたのです。

境内にはいろいろの花がありますが、春は梅、この時期は彼岸花が人気です。赤い彼岸花が中心ですが、とにかく株数が多いです。鎌倉一ではないかと思います。梅園内に所狭しと群生しています。見事なものです。ただちょっと雑草も仲良く、一緒に生えていました、自然でいいでしょう(笑)。

尼寺と曼珠沙華。なんとなく相性がいいですね。今は仏につかえる身ですが、心に秘めた若き日の熱い思いが、この花を観てふつふつと湧いてくる・・尼さんとゆうと、つい瀬戸内寂聴さんのイメージで考えてしまいます(汗)。

ここの裏の竹林もいいですよ。竹のお寺とゆうと、報国寺ですが、負けませんよ。

・・・・・
お勝の局はとても聡明な方だったそうです。家康が食べ物で最もうまいものは何かと尋ねますと、塩だと答えました。では、最もまずいものは何かと再度尋ねますと、また塩と答えました。どんな食べ物もそれぞれの良さがあり、調理の味付けで、うまくもまずくもなるとゆうことを述べたのです。家康がお勝の局を重用したはずですね。
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