いよいよ昨日から大相撲初場所が始まった。去年はつまらないことで、大騒ぎされ、全く腹立たしい(世間に対して)ことばかりだったけど、もうそんなことは忘れて、力士の皆さん、がんばって、フアンを楽しませてください。国技館に行ったこともなく、場合によってはテレビでさえみたこともないような奴が、”世間”の基準で文句ばかり言ってるようなときは無視して結構です。ぼくが、そいつらをぶんなぐって片目を兎の眼にしておきます。
さて、恒例の(笑)、大相撲初場所予想をしたいと思います。実力は誰がみても、白鵬が抜きんでている。白鵬優勝は、ほぼ固いところだろう。ぼくの恒例の星取り予想でも、ここ一年は、ずっと白鵬優勝にしてきたが、昨年の九州場所で、はじめて豊ノ島優勝とした。その理由は、あんな程度のことで十両まで落とされ、悔しさ一杯、胸いっぱい溜まったマグマが爆発するだろうとみていたからだ。その通りになった。14勝1敗で優勝決定戦までもちこんだ。ぼくが白鵬なら力を抜いて、負けてあげるところだが、フアンの気持ちがわからないバカ正直な白鵬が優勝してしまった。
お金が動く八百長相撲は論外だが、阿吽の勝負というものはあっていいと思う。あの、鬼の形相の(怪我している)貴乃花の勝利は、誰がみても武蔵丸の阿吽の”敗北”だったし、若貴の兄弟対決も貴が若に花をもたせた。そういうことを知りつつフアンは名勝負として記憶に残しているのだ。ロス五輪の柔道の山下選手だって、怪我をしていて、決勝戦では勝てる試合ではなかった。しかし、エジプトのラシュワンが怪我した足をねらわず、金メタルより”阿吽の敗北”をとり、のちのちまで彼の名が歴史に残るのだ。武士の情けということだ。
武士の情けのない(笑)白鵬を、日本人力士包囲網で六連覇を阻んで欲しいというのが、ぼくの希望であり、したがって予想もそうゆうふうになっている。稀勢の里、優勝と思いきって打ちだした。九州場所で、白鵬連勝ストッパーとなり、一皮むけたような気がする。二桁勝利は固いが、勢いに乗れば、13勝はいく。そのためには、稀勢、豊ノ島ら日本人力士で、白鵬から少なくとも、ひとつの黒星をもぎとる。そして、大関陣からも、一つで、優勝ラインを13勝まで下げる。
そして、後半戦に入り、日本人力士同士の星のつぶし合いに入ったときは、阿吽の呼吸で、そのときトップの成績の日本人力士に対しては”阿吽の敗北”で優勝戦線に残るように援護射撃をする。それくらいしないと、今の白鵬にはかないません。是非、お願いします。できれば、稀勢を残らせてください。
あの、まんが家の”相撲評論家”あたりが、”阿吽勝負”に気付いて、えらそうなことを言い始めたら、両目を兎の眼にしておきます
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初場所予想
稀勢の里 13勝2敗 優勝;白鵬 13勝2敗;把瑠都 11勝4敗;日馬富士 10勝5敗;豊ノ島 10勝5敗;豪栄道10勝5敗;琴欧洲 9勝6敗; 魁皇 8勝7敗;琴奨菊 7勝8敗;栃煌山 7勝8敗;鶴竜 7勝8敗;豊真将 7勝8敗;栃ノ心6勝9敗;安美錦 6勝9敗;嘉風5勝10敗;阿覧4勝10敗;玉鷲3勝12敗;徳瀬川3勝12敗