気ままに

大船での気ままな生活日誌

”近代の洋画家、創作の眼差し”展 東御苑

2011-01-14 09:28:09 | Weblog

新春早々、日比谷に泊ったときに、皇居東御苑を訪ねた。そこの三の丸尚蔵館で、表記の展覧会が開催されていたので、覗いてきた。昨秋、龍馬の裏書きのある薩長同盟や五カ条御誓文などの”皇室の文庫/書陵部の名品”展をみて、きっと新春にも興味ある展示があるに違いない思ったのだ。

明治期から昭和初期までの、皇室に各展覧会において買い上げられたものや献上されたものが、三つのテーマのもとに展示されている。1)見出された景観(国内、国外)、2)時代を写す、3)歴史画の流行、である。

高橋由一、五姓田義松、山本芳翆、有島生馬(前期のみ)らの作品が、小さな展示場に、つつましく飾られている。はじめてみるものばかりだったような気がするが、由一の”栗子山隧道図”(帰ってから調べたのだが、山形県から福島県に抜ける隧道で、866メートルの当時は日本一長い隧道だったとのことだ。萬世大路という)、芳翆の”桜島農夫の踊り”など印象に残った。歴史画は、”織田信長ひそかに密勅を五老臣に示すの図”という、長い題名のものだが、面白い絵だった。これも高橋由一の作品である。明治初期における、洋画の先駆者だ。これまでにない、新しい絵に挑戦しているのだと思うと、平凡なような絵でも、きらきらと輝いてくる。明治の人の、文藝、芸術、科学、どの分野においても感じる気概をこれら絵の中に感じた。

外に出た。”武蔵野の雑木林”の冬景色が、こんな自然に囲まれていた少年時代を思い起こさせてくれた。全国の”県の木”が植えられている区画には、ぼくも住んだことのある、茨城県の県木である梅の花だけが咲いていた。

東御苑の雑木林と梅の花

。。。。。

これから、両国の国技館に行ってきます(汗)。ただ、ぼくが行くと、必ず、稀勢の里が負けるんです。今日は、大事な対戦、苦手の琴奨菊が相手です。ジンクスを破らなければ。
今朝、明けの明星にお願いしておきました。

 

 

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