こんばんわ。
歌舞伎俳優の中村吉右衛門さんがお亡くなりになった。ご冥福をお祈りします。
鎌倉にゆかりのある吉右衛門さんを偲んで、ぼくのブログの古いページをくくってみよう。順不同です。
2014年11月から行われていた八幡さまの段葛の改修工事が終了し、竣功式や奉祝行事が2016年3月30日に行われた。当日は鶴岡八幡宮の神職や吉右衛門さんらによる渡り初めと吉右衛門さんによる舞の奉納も行われた。
吉右衛門さんによる舞殿での”延年の舞”。
この日がリニューアル段葛の渡り初め。若木の桜も満開。
吉右衛門さんといえば、八幡さまのぼんぼり祭。先代の吉右衛門さん以来、ずっと雪洞を奉納されてきた。ぼくも、毎年、記事にしているが、今年はぎっくり腰で行かれず、ぼくの見た最新の吉右衛門さんのぼんぼりは2年前のこれ。
2019年8月
2018年8月
2017年8月
コロナ以前は歌舞伎座によく行った。吉右衛門さんの舞台も何度も見た。
吉右衛門さんの熊谷直実(熊谷陣屋)
2009年、歌舞伎座さよなら公演(旧歌舞伎座が終了する年)の勧進帳。吉右衛門の弁慶。当たり役だった。大河ドラマにもなった。
2016年12月は鬼平犯科帳ファイナル
1989年から2001年まで連続ドラマで137本、その後、単発をつづけ、今回の最終回で、150本目という。26年間、主役の長谷川平蔵を演じてきた吉右衛門も、そろそろ引き際かと思われたのだろう。きれいな紅葉のうちに幕を引いた。ちょっとさびしいけど、ご苦労様でした(当時のブログ記事から)。
婿さんの菊之助も特別出演。義父と対決。やはり平蔵の方が強かった。生き返って、次は新平蔵になるかも。
五鉄の軍鶏鍋で”送別会。池波正太郎が通った、人形町の玉ひでが”五鉄”のモデルとか。こんど行かねば。でも、いつも大行列。
最後は東福寺の紅葉でおわった。
ぼくも紅葉の頃に逝きたい。いや、やっぱり、桜の頃がいいかな。
”人間というやつ、遊びながらはたらく生きものさ。善事をおこないつつ、知らないうちに悪事をやってのける。悪事をはたらきつつ、知らず識(し)らずに善事をたのしむ” 鬼平の言葉は吉右衛門さんの言葉でもあったかも。
いろいろ楽しませていただきありがとうございました。さようなら、吉右衛門さん。
では、おやすみなさい。
いい夢を。
今夕の一番星はひときわきれいだった。