こんばんわ。
霜柱がたつような寒い朝、シソ科植物のシモバシラは、名前のように植物自身が霜柱のようになる。この珍しい植物のシモバシラを初めて見たのは2008年1月のこと。場所は大船フラワーセンター。それ以来、毎年のように、冬の寒い朝、開園時間の9時にフラセンの門前に立つ。
今朝は散歩道で霜柱を見つけたので、早速、朝一で出掛けた。たいてい新年明けてからで、年内に見られることは少ない。果たしてどうか。いきなり、受付の方のうれしい声。シモバシラ出てますよ!
門からほど近い、木蓮の木の根元に第一の群生地がある。とととっと近づくと、遠目からでも分かる。かなり太い、いい感じのシモバシラだ。
たっぷりついている。アイスキャンディーのよう。
長いものは15センチほど。ボールペンを対照に。以前、30センチほどのを見たことがある。
まさに、氷の華。
隣りには本物の霜柱がたくさん。
ぼくらの子供の頃は霜柱はしばしば見たような気がする。サクサクと踏みしめて。
さて、第二の群生地へ。もみじ山の麓にそれはある。もみじはまだ残っている。
出ている、出ている!
株数はこちらの方が多いが、若いので、氷の華は小ぶりですね。
氷の花は根から吸い上げられた水分が枯れた茎からしみだし、冷気に触れて凍って作られる。普通の植物では氷の華は出来ないので、この植物だけがもつなにか特別な氷核因子があるのでは。
年内だと、もみじの落葉と一緒に撮れるのがいいですね。
スノードロップと一緒に。霜と雪の名コンビ。
すばらしい、シモバシラの氷の華でした。とくに紅葉と一緒に見られたのが最高!
年の瀬紅葉。お見事!正月までもちそう。
薔薇苑もがんばっています!こんなきれいなのも。ジョージ・ベスト。
梅林ではこの品種だけが咲き始めていた。
初雁という品種。
グリーンハウスではバットフラワーが、今までで最高の花を咲かせていた。
ブーゲンビリアも最高!
ぼくの好きなカリフォルニアゴールドも咲きそろってきた。
ヒスイカズラはグリーンハウスでは温度が足らないので、さらに囲って温熱処理。昨年は大当たりだったがコロナのバカにより休園。今年ははずれ。来年はきっと当たり年!楽しみにしています!
ひねまるこちゃん(枝垂れエンジュ)は葉をすっかり落とし、裸体美を見せびらかしていた。
今日は大船フラワーセンターの御用納めの日。ぼくも納めのフラセンとなった。
では、おやすみなさい。
いい夢を。
もう菜の花も!