おはようございます。
初冬の東慶寺を訪ねた。ここの紅葉はいつも少し遅めなのでまだ楽しめる。そして、華やかな紅葉は少なく、淡い、しっとりとした紅葉が主体だ。墓地を囲う紅葉としては似合っている。
しっとり紅葉
高台にある用堂尼と覚山尼のお墓の前に立つイチョウ。
やぐらのお墓。イチョウの絨毯はもう色あせている。
ちょっぴり文学
小林秀雄のお墓周辺の紅葉
田村俊子のお墓周辺のもみじ
いつも苔緑がきれいな田村俊子の墓。最近、お亡くなりになった瀬戸内寂聴(晴美)は田村俊子の評伝を書いている。これで、第1回田村俊子賞も受賞し、小説家として弾みをつけた。
鐘楼前に田村俊子の記念碑がある。毎年、記念碑の前で田村俊子賞の受賞式が行われたそうだ。17回で終了したとのこと。碑文は、「女作者はいつも、おしろいをつけている。この女の書くものはたいがい、おしろいの中からうまれてくるのであろう」。波乱の人生を送った作家、田村俊子の「女作者」の中の一節である。
田村俊子のお墓の斜め前に真杉静江のお墓がある。ここも苔がきれい。林真理子が評伝(女文士)を書いている。ぼくも読んだが、真杉静江が武者小路実篤の愛人だったことを知り、びっくりしたものだ。
高台の高見順のお墓のある辺り。
ほっこり蝋梅
蠟梅がもう咲き始めていた。これはくるい咲きではなく、早め咲き。ほっこり。
こんなにも咲いている。今シーズン初見!明月院も咲き始めているだろう。
素心蝋梅も。
こちらの方がぼくは好き。
十月桜と紅葉
ぼけはいつもボケているような気がする。ぼくもいつもボケているが(笑)。
椿と紅葉
〆は鮮やかな紅葉で!
それでは、みなさん、今日も一日、お元気で! ぼくは、雨が止んだら、また、紅葉狩りの予定。