おはようございます。
根岸線の石川町駅を降り、年寄りにはちょときつい急坂を10数分も昇れば、頂上がイタリア山。むかしイタリア領事館があった場所なのでそう呼ばれる。その山には、二つの西洋館がたっている。ひとつは外交官の家、もう一つはプラフ18番館である。洋館自体もいいが、庭園もいい。とくに晩秋から初冬にかけての外交官の家のメタセコイアの並木、18番館前の大イチョウは見逃せない。見逃せないといっても、去年は”コロナのばか”のせいで見逃している。2年振り。
石川町駅から入ると、まず、プラフ18番館の石段を登ることになる。石段を覆いかぶさるようなイチョウの落葉した黄葉がびっしりと斜面を覆っていた。
登りきると、そこがプラフ18番館。関東大震災後に山手町45番地に建てられたオーストラリアの貿易商バウデン氏の住宅だった。ここのイチョウの絨毯は先ほどのイチョウのではなく、広場の中央に立つ大銀杏からのもの。
大銀杏と黄金色の絨毯。
こんなに見事なのは初めて見る。これからは、この頃に来なければ。でも、それでは、後述するように、メタセコイアがちょっと遅くなるかな。
向こうに見えるのが外交官の家。
左側にメタセコイアの並木。前庭は、イタリアで多く見られる水や花壇を幾何学的に配したデザインの庭園で、整形花壇では四季折々の花、植栽を見ることができる。東京渋谷の南平台にあったニューヨーク総領事などを務めた明治政府の外交官、内田定槌氏の邸宅を移築した。それで外交官の家という。
表に廻る。12月は西洋館館内で世界のクリスマス飾りが始まっている。ただ、今年はコロナ対策で、立ち止まらないように撮影も禁止になっている。一応、見学したが、写真はない。メタセコイア並木が右側に。
メタセコイア並木は、まずまずの見頃。もう少し前が良いかも。10数年前、初対面。それ以来、メタセコイアのファンになった。その後、平塚総合公園でこの数倍の規模のメタセコイア並木を見つけ、最近では平塚を寵愛している(笑)。
ゴッホの糸杉。これは紅葉しない。
プラフ18番館の広場に”小さな西洋館の丘”がある。
手前が外交官の家。
そのあと西洋館通りを歩いて楽しんだ。いくつかもみじの写真を。
山手公園
旧山手68番館(管理センター)
道すがら
メラレウカ・ブラクテアタ‘レボリューション・ゴールド
エノキ
ベーリック・ホール
エリスマン邸
山手234番館
元町公園
ゴールは、フランス山。イタリヤ山からフランス山まで欧州一回り(笑)。
それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!