こんばんわ。
銀座の数寄屋橋交差点に面するソニービルがリニューアルオープンしたというので覗いてきた。
ソニービルといえば、ぼくには銀座で一番、馴染みの建物だった。ちょっと、むかしのブログを振り返ってみよう。
(2016.9.15) このソニービルも50周年を迎え、いよいよ、来年3月に取り壊しに入るらしい。ホームページに新たなビル建設に向けてメッセージが載っていた。”愛されつづけた50年”という小見出しのあとの文章で、”青春時代の銀座での待ち合わせはいつもソニービル前でしたとおっしゃるご年配のお客様”という文言をみつけた。”毎年夏に開催される「Sony Aquarium」のイベントに楽しみにしてくださっているご家族の皆さま”、これも楽しみだった。そして今後のソニービルは、2017年から2022年までの間で、2つのステップを経て、大きく変わるとのこと。最初の二年間は、建物のない”銀座ソニーパーク”、そしてそのあと新ソニービルを建設するとのこと。
2018.8.17 跡地公園
銀座ソニービルは、昨年3月末に営業を終了し、その後、ビルが取り壊されたが、その跡地には公園が出来るというので楽しみにしていた。その公園が、ちょうど1週間前にオープンしたというので、家内と一緒に覗いてきた。こんなふうになっていた。約700平米の跡地には大きな樹木がにょきにょきと。背景に東急プラザ銀座ビル。地上フロアだけではなく、地下にも吹き抜けの4層の”ローワーパーク(Lower Park)”があり、いろいろのお店も入っている。垂直立体公園というわけである。
2018年8月~2021年9月の期間中に公園として運用され、そのあと、新ビルの建設に入った。
当初の予定は22年完成の予定だったが、コロナ禍や地下道建設に時間がかかり、ようやく、2025年1月26日にグランドオープンとなった。ビル名はGinza Sony Parkに。
コンセプトとしてソニービルが大切にしてきた「街に開かれた施設」という設計思想を継承しつつ、「ジャンクション建築」「縦のプロムナード」のようなユニークな要素も反映しているという。ビル内にテナントは設けずに自社が主体となってその時々に合わせたアクティビティを展開していく。地下3階には食のアクティビティ「1/2 Nibun no ichi)も設置。
今回グランドオープンを記念し、最初のプログラムとして『Sony Park展 2025』が各フロアで実施されている。ソニーが取り組む6つの事業「ゲーム、音楽、映画、エンタテインメントテクノロジー、半導体、金融(ファイナンス)」を6組のアーティストが表現。
いずれも事前予約が必要ということで、入場しなかったが、無料の屋上へ。ソニー・ホンダモビリティの新車が展示されていた。
ビル内の様子。
屋上。
地下3Fの食のアクティビティ「1/2 Nibun no ichi)に入る。すべて1/2の量で物足らなかった(笑)。名前に惹かれて、”紅緋の踊子”を注文。スパゲッティです。
むかしのソニービルにはフィレンツェのサバティーニが入っていた。きっと戻ってきてくれると思ったのに残念。いつも、おいしいスパゲッティと赤ワインを頂いたものだった。
近くの丸の内東映が64年の歴史に幕を閉じるというので、こちらも覗いてきた。7月の閉館までに記念イベントが次々と行われる予定とのこと。夕刊フジに吉永小百合さんのコメントが載っていた。初めてここで舞台挨拶をしたのは1980年の”動乱(高倉健共演)”で、それ以来20本の舞台挨拶をした思い出の映画館とのこと。なお、夕刊フジは今日が最終号、56年の幕を閉じるとのこと。さびしいことだ。
今夕は、西空が薄曇りだったが、やっとかすかに三日月を見ることができた。一月で二度目の三日月。
朝富士はよかった。
では、おやすみなさい。
いい夢を。
丸の内東映の通りに”銀恋の碑”があるとは今まで知らなかった。