おはようございます。台風が大接近、風雨がだんだんつよくなってきました。リオ五輪もいよいよ閉幕式。さて、今朝の話題は、すでに閉幕したホテルオークラの美術展のこと。
第22回”秘蔵の名品アートコレクション展”がもう終わろうとするときに行ってきた。昨年は、由緒ある本館の改築直前ということで、ホテルオークラご自慢の、本館の豪華な宴の間、平安の間で開催された。今年は、もう本館は使えないので、元通り、別館のホールでの開催となっていた。今回のテーマは、旅好きのぼくのために企画してくれたような(笑)、旅への憧れ、愛しの風景/マルケ、魁夷、広重の見た世界。魁夷も広重もフアンであるし、マルケの風景画もたくさん見られ、満足な美術の旅だった。
第一章 日本の風景
大阪洋画界の赤松麟作(1878-1953)の夜汽車が迎えてくれる。第6回白馬賞の受賞作。夜行列車の人々の姿が生き生きと描かれている。
そして、富士山と大観。ひとつだけこれを代表に。砂丘に聳ゆ。
第二章 愛しの風景/海外との出会い
佐伯祐三(1898-1928)のエッフェル塔の見える街角
牧野義雄(1870-1956) テームズ河畔
アルベール・マルケ(1875-1947) パリでギュスターヴ・モローに師事。その後、マチスと知り合い、フォーヴィズム(野獣派)の運動に参加するが、ほどなく、離れ、中間色の風景画を描くようになる。
霧のリーヴ・ヌーヴ、マルセイユ
冬のパリ(ボン・ヌフ)
アルジェの領事館
東山魁夷(1908-1999)
スミオ
三峡朝霧
早朝のデアハーベン
第3章 広重、旅への憧れ
東海道五十三次(保永堂版)のはじめとおわりを。
日本橋
三条大橋
では、みなさん、今日も一日、台風にも負けず、夏の暑さにも負けず、お元気で!